「人捕る亀が人に捕られる」の意味(語源由来・対義語)
【ことわざ】
人捕る亀が人に捕られる
【読み方】
ひととるかめがひとにとられる
【意味】
人に害を与えると、自分も人から害を与えられるということ。
ああ、それは「自分がしたことが自分に返ってくる」って話やな。人に悪いことをすれば、そのうち自分も同じ目に遭うってことかいな。だから、人にはなるべく良いことをしとかなあかんね。
自分がされたくないことは、他人にもしないことが大事やってことやな。結局、自分の行動が自分の未来を作るんやね。
【語源由来】
人を捕って食おうとした大亀が人に捕られる意から。
【対義語】
・人を食う狼は人に捕らるる
・狩人罠にかかる
・人を謀れば人に謀らる
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「人捕る亀が人に捕られる」の解説
カンタン!解説
「人捕る亀が人に捕られる」ということわざは、人に害を与えようとする者が、結局は自分自身が他人から害を受ける結果になるという教訓を含んでいるんだ。これは、自分が他人にしたことが自分に返ってくる、いわゆる「因果応報」の考えを表しているよ。
たとえば、大亀が人を捕まえて食べようとしたという話から来ているこのことわざは、その大亀が結局は人に捕まってしまうという逆転の結末を描いているんだ。これは、害を与える行為が自分にとっても良くない結果を招くことを示しているよ。
この言葉からは、「他人に対して悪いことをすれば、それがいつか自分に返ってくる」というメッセージを受け取ることができるね。自分の行動が将来自分自身にどのような影響を及ぼすかを常に意識することが大切だってことを教えてくれているんだ。だから、人に対する行動は、常に思いやりと正義をもって行うことが重要だよ。
「人捕る亀が人に捕られる」の使い方
あの怒り方はひどいね。パワハラだ。
きっと人捕る亀が人に捕られるように、あとで痛い目にあうと思うわ。
自分がパワハラにあうの?
パワハラにあったり、部下の信頼を失うことで、地位も名誉も失うかも。
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「人捕る亀が人に捕られる」の例文
- 高利貸しの男が多くの人を苦しめていたが、人捕る亀が人に捕られるように、事業に失敗して他人から同じように厳しい扱いを受けることになった。
- いつも友人を小馬鹿にしていた彼だったが、大きなミスをしてから批判の声を浴びせられるようになり、人捕る亀が人に捕られるとはこのことだ。
- いじめの主犯格が、人捕る亀が人に捕られるごとくいじめられる側に回った。
- SNSで他人の悪口や噂話を広めるのが日常だった人が、人捕る亀が人に捕られるみたいに誹謗中傷の的となった。
- 他人の秘密を暴露して楽しんでいた彼女が、自分の隠されていた事実が公にされた時、周囲は人捕る亀が人に捕られると噂した。
つまり、自分が他人に行った行為が、いずれ自分に返ってくるということを示しているんだよ。