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【美女舌を破る】の意味と使い方や例文(出典・故事)

「美女舌を破る」の意味(出典・故事)

意味

【ことわざ】
美女舌を破る

【読み方】
びじょしたをやぶる

【意味】
君主が美女に惑わされ、忠臣の諫言も聞き入れられないということ。

「舌」は、諫臣の舌。
ことわざ博士
「美女舌を破る」という表現は、君主が美女に魅了されてしまい、いさめる忠臣の忠告も受け入れられなくなるという意味を持っているんだ。

この言葉は、美しさや魅力に惑わされることで、正しい判断力が失われ、重要な忠言さえも聞き入れなくなるという状況を描いているんだよ。

助手ねこ
あー、それは大事な教訓やなあ。つまり、「美人に目がくらんでしまうと、大事なことさえ見失ってしまうってことかいな。

たとえそれが忠実な助言であっても耳を貸さへんようになっちゃう」ってことやね。魅力に流されず、冷静な判断を保つことがどんなに大事かってことを教えてくれてるんやな。

【出典】
戦国策せんごくさく

【故事】
中国晋の献公が郭を討とうとしたが、郭には舟之僑という忠臣がいて邪魔だった。そのとき荀息というものが「周書」に「美女舌を破る」という言葉があると言って郭に歌姫を送り込み政治を乱したという。

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「美女舌を破る」の解説

カンタン!解説
解説

「美女舌を破る」という表現は、美しい女性の魅力によって君主がその言葉に惑わされ、忠実な臣下の賢明な忠告や助言さえも聞き入れなくなるという状況を指しているんだ。これは、外見や一時的な魅力に惑わされて、重要な判断を誤ったり、本来ならば重視すべき忠言を無視してしまうリスクを示している言葉なんだよ。

出典とされる「戦国策」は、中国の戦国時代の各国間の外交や戦略に関する策略を集めた歴史文献で、様々な政治的・軍事的教訓や人間の心理を描いた話が含まれているんだ。この「美女舌を破る」という言葉も、そのような教訓の一つとして、特にリーダーに対して、個人の感情や一時的な魅力に流されずに、より大局を見て賢明な判断を下すことの重要性を説いているんだね。

この言葉は、リーダーシップや決断力に関する普遍的な真理を示しており、美しいものや表面的な魅力に惑わされず、本質を見極めることの大切さを今日にも伝えているんだ。だから、どのような立場にある人でも、判断を下す際には冷静さを保ち、多角的な視点から物事を考えることが求められているってわけだよ。

この言葉は、単に個人の才能の重要性を強調するだけでなく、社会や組織がこうした非凡な才能を持つ人物を適切に評価し、その能力を存分に発揮できる環境を提供することの大切さも教えてくれているんだ。非常な成果を求めるなら、非常な才能を持つ人々を支援し、彼らがその能力を最大限に活かせるような場を整えることが重要だってことだね。

「美女舌を破る」の使い方

ともこ
健太くん。そろそろ目を覚まさないと大変なことになるわよ。
健太
あんな美女を前に冷静でいられる男がいるかなー。彼女のいうことはすべて聞き入れてあげたい。
ともこ
美女舌を破るとはこのことね。
健太
僕の心は彼女のもの。何と言われようとも彼女の言葉しか耳に入らない。
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「美女舌を破る」の例文

例文
  1. 彼の意見は一蹴されたが、美女の意見は美女舌を破るように聞き入れられる。
  2. 歴史上多くの王が、美女舌を破ることで国を危機に陥れた。
  3. 彼は才能よりも外見を重視してチームメンバーを選んだため、美女舌を破るように組織は崩壊した。
  4. 美女舌を破ることで、重要な決定を誤ることがある。
  5. 彼は魅力的なともこちゃんのアイデアを盲目的に受け入れ、美女舌を破るような状況になった。

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