「必要は発明の母」の意味(語源由来・類義語・英語訳)
【ことわざ】
必要は発明の母
【読み方】
ひつようははつめいのはは
【意味】
不足や不自由さ、不便さを克服したいといった必要性を感じるからこそ、いろいろな発明がなされる。必要は発明を生み出す母のようなものだという意味。
これは、困難を乗り越えるためのアイデアや創造力の大切さを教えてくれる言葉やな。
【語源由来】
1726年に初版された、小説家スウィフトが書いた『ガリバー旅行記』の一節「Necessity is the mother of invention」から。
【類義語】
・窮すれば通ず
【英語訳】
Necessity is the mother of invention.
「必要は発明の母」の解説
「必要は発明の母」っていうことわざは、何か困ったことや問題があると、その解決のために新しいアイデアや発明が生まれるっていう意味だよ。
多分、「発明」と言えば有名なトーマス・エジソンを思い浮かべる人が多いと思うんだ。エジソンが作ったたくさんの製品は、今日の私たちの便利な生活に欠かせないものばかりだからね。
でもね、「必要は発明の母」っていう言葉、実はエジソンのものじゃなくて、もともとはアイルランドの作家、ジョナサン・スウィフトが書いた「ガリバー旅行記」から来ているんだよ。スウィフトがこの本の中で使った「Necessity is the mother of invention.」っていう言葉を、エジソンがその後で使ったから、みんながエジソンの言葉だと思ってしまったんだよ。
このことわざは、なんとかしたい、何かが必要だって思うことが、新しいアイデアや発明を生むきっかけになるっていうことを教えてくれるんだよ。だから、「必要は発明の母」っていう言葉は、問題を解決するために新しいものを考え出す力を表しているんだね。
「必要は発明の母」の使い方
「必要は発明の母」の例文
- 必要は発明の母というように、エジソンは遺産相続でもめることのないよう遺書を録音するために蓄音機を作り、のちに音楽を録音するようになった。
- 必要は発明の母というが、ニコラウス・オットーが作った車の内燃機関は人々に必要とされるまでに五十年以上かかった。
- 必要は発明の母というけれど、蒸気機関車を発明したのはワットだと思われているが、ワットは必要に合わせて改良しただけでその前にトーマスという人が特許をとっている。
- どこにいても、他人にめいわくをかけずに、好きな音楽を聴きたい。必要は発明の母だ。それで、ヘッドホンステレオが生まれた。
- 必要は発明の母というが、ジャレド・ダイアモンド氏はその言葉に否定的で商業的発明品は累積的に進歩すると述べている。
- 必要は発明の母というが、小学生がお母さんのために考えた金属を分別できるゴミ箱は、仕組みは簡単だが、思いつくことができないような発明で素晴らしかった。