「藤を以て錦に続ぐ」の意味(語源由来)
【ことわざ】
藤を以て錦に続ぐ
【読み方】
ふじをもってにしきにつぐ
【意味】
よくないものをよいものに添えること。
「藤を以て錦に続ぐ」ということわざは、質の低いものを質の高いものになぞらえたり、添えたりする行為を批判しているんだ。
へー、それはちょっと困ったことやな。安っぽいもんを高級なもんと一緒にしてしもたら、それ全体の価値を下げてまうやないか。
いくら一部がええもんでも、他が粗末やったら全体の見栄えが悪くなるわな。それによって、全体の質が落ちるっていうのを警告してるんかいな。
【語源由来】
藤で作った粗末な布を立派な錦に縫いつなげるという意から。
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「藤を以て錦に続ぐ」の解説
カンタン!解説
「藤を以て錦に続ぐ」ということわざはね、粗悪なものを高品質なものにくっつけることを表しているんだよ。元々は、藤の蔓で作った粗末な布を、立派な錦に縫い付けるという意味から来ているんだね。
このことわざは、本来ならば価値が低いものを、価値が高いものと一緒にすることで、その場しのぎをするような状況を批判的に言い表しているんだ。たとえば、あまり役に立たないものや質が低いものを、良いものと並べて使っているような状況を指して使われることが多いよ。このことわざは、本当の価値やふさわしさを見極めることの大切さを教えてくれているんだね。
「藤を以て錦に続ぐ」の使い方
このピカソの絵がかわいそう。
そう?一番いい場所に飾ってあるよ。
藤を以て錦に続ぐように、額縁が粗末だわ。
たしかに釣り合ってなくておかしいね。もっと立派な額縁がふさわしいね。
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「藤を以て錦に続ぐ」の例文
- 彼の素朴な発表が、その他の優れたプレゼンテーションと並べられたが、まさに藤を以て錦に続ぐ状態だった。
- 展示会での彼の作品は、他の高名な作家の作品と比べて見劣りがする。藤を以て錦に続ぐと言わざるを得ない。
- 彼女のデザインは独学で学んだものだが、プロの作品と並べて展示されており、藤を以て錦に続ぐ感が否めない。
- 映画祭での彼の映画は、他の賞を受賞した映画と一緒に上映されたが、藤を以て錦に続ぐとの批評が多く見られた。
- その新入社員の提案が、ベテランの提案と一緒に議論される場面では、藤を以て錦に続ぐことが顕著に表れていた。