「堅を被り鋭を執る」の意味(語源由来・出典)
【ことわざ】
堅を被り鋭を執る
【読み方】
けんをこうむりえいをとる
【意味】
武装すること。
「堅」は、よろいかぶと。「鋭」は、するどい武器。
「堅を被り鋭を執る」という言葉は、鎧や兜を身につけて、そして武器を手に持つという意味で、具体的には自分を守るための装備を整え、戦う準備をする、という意味があるんだよ。
あぁ、分かる分かる。これは、自分を守るための装備をばっちり整えて、戦いに備えるってことやな。
敵と戦う時や、困難な状況に立ち向かうときに、しっかりと身を守るための用意をする、ってことを教えてくれてるんやな。
【語源・由来】
堅固なよろいを身にまとい、鋭利な武器を持つ意から。
【出典】
「戦国策」
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「堅を被り鋭を執る」の解説
カンタン!解説
「堅を被り鋭を執る」という言葉は、昔の中国の本「戦国策」の中の楚策っていう部分から来ているんだよ。この言葉の意味は、実際によろいやかぶとを身につけて、そして武器を手に持つこと。つまり、戦うために身を守りつつ、同時に攻撃するための準備をしているってことだよ。
簡単に言うと、全身を装備して、戦いの用意をしているって状況を表しているんだ。例えば、映画やアニメで騎士や戦士が戦いに行く前に、防具や剣を身に着けるシーンを思い浮かべてみて。まさにその瞬間が「堅を被り鋭を執る」ってことだね。
「堅を被り鋭を執る」の使い方
あの国が堅を被り鋭を執ったらしいわよ。
戦争が始まるの?
可能性が高いわね。
紛争も戦争もない平和な世界はいつ訪れるのかな。
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「堅を被り鋭を執る」の例文
- 話し合いの余地が残っているので、堅を被り鋭を執るのはまだ早い。
- 隣国からミサイルを撃ち込まれ、堅を被り鋭を執る。
- 長らく武力放棄を表明していたが、自衛のために堅を被り鋭を執る。
- しいたげられた農民たちの怒りは限界に達し、堅を被り鋭を執った。
- 堅を被り鋭を執った軍勢が攻め込んできた。