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【琥珀は腐芥を取らず】の意味と使い方や例文(語源由来・出典・類義語)

琥珀は腐芥を取らず

「琥珀は腐芥を取らず」の意味(語源由来・出典・類義語)

意味【ことわざ】
琥珀は腐芥を取らず

【読み方】
こはくはふかいをとらず

【意味】
どんな時も高潔で信念を曲げないこと。高潔な人は不正に近づかないということ。

「琥珀」は、地質時代の樹脂類が地中に埋没して化石となったもの。美玉。宝石。静電気を起こしやすく物を吸いつける。「腐芥を」は、腐ったゴミ。
ことわざ博士
「琥珀は腐芥を取らず」ということわざは、清らかで高潔な人は不正な行為や誘惑に手を出さない、という意味だよ。
助手ねこ
ああ、要するに、立派な人は汚れたことには関わらない、ってことやな。

きれいな琥珀が汚いものを吸収しないように、まっとうな人もダメなことには手を出さないんや。高潔さや正直さを保つ大切さを教えてくれる言葉やね。

【語源・由来】
琥珀は塵を吸いつける性質があるが、汚れたゴミまでは吸いつけない意から。

【出典】
三国志」・注

【類義語】
・琥珀塵を吸うもけがれを吸わず
・磁石針を吸うも曲を吸わず

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「琥珀は腐芥を取らず」の解説

カンタン!解説
解説

「琥珀は腐芥を取らず」という言葉は、正直できれいな心を持った人は、悪いことや不正な行動をしない、っていう意味だよ。

こう考えてみて。琥珀っていうのは、昔昔の樹の液体が、時間をかけて固まってできた宝石みたいなものなんだ。この琥珀、小さなものや塵は吸い付けるけど、汚いゴミは吸い付けない性質があるんだよ。だから、このことわざは、真面目で正しい人は、悪いことや誘惑には引き寄せられない、っていうことを教えているんだ。

つまり、どんな状況でも自分の信じる正しさを守り、悪い誘惑には手を出さないことが、このことわざの大事な教えなんだね。

「琥珀は腐芥を取らず」の使い方

ともこ
健太くん。贈り物を受け取ったの?
健太
どうしても受け取って欲しいって言われたんだ。
ともこ
琥珀は腐芥を取らずよ。公務員は贈り物を受け取っちゃだめなのよ。
健太
感謝の気持ちは素直に受け取ってもいい気がするけどな。
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「琥珀は腐芥を取らず」の例文

例文
  1. 琥珀は腐芥を取らずというが、日本の官僚や政治家は心に留めておくべきだ。
  2. 清廉潔白な人は法で定められなくても琥珀は腐芥を取らずだ。性根が腐った議員は、法で定められようとも金品を受け取る。
  3. ご丁寧にありがとうございます。しかしながら琥珀は腐芥を取らずというので、受け取るわけにはいきません。お気持ちだけで結構です。
  4. 彼のような琥珀は腐芥を取らずな人間こそ当選すべきなのに、裏で不正を行う議員ばかり当選する。
  5. 不正に関与するわけにはいかない。琥珀は腐芥を取らずなので、君の手伝いはできないな。

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