「此処を先途と」の意味
【ことわざ】
此処を先途と
【読み方】
ここをせんどと
【意味】
ここが勝敗・成否を決する大事な場面だと思って、いっしょうけんめいになるようす。
ここでは「先途」は、重要な場面の意味。「出発点」の意味はない。
「此処を先途と」いう言い回しは、現在の状況やその場が未来の結果や道のりを大きく左右する、と感じて、全力を尽くすことを意味しているんだよ。
ああ、要するに「この瞬間が大事や!これを頑張らなアカン!」って感じやな。
つまり、この時を逃したら後悔するってことを伝えてるんやね。今をしっかりと生きる大切さを感じさせてくれる言葉やな。
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「此処を先途と」の解説
カンタン!解説
「此処を先途」という言葉はね、今のこの瞬間や場面が、すごく大切で、これが成功するか失敗するかを決めるポイントだと考えて、全力で頑張ることを示しているんだよ。
例えばね、サッカーの試合で、後半の終わり近くで同点だったとするね。その時の次のゴールが、勝つか負けるかを決める重要な瞬間だよね。そんな時、選手たちは「この瞬間が大切だ!」と思って、一生懸命にプレイするような場面を指すんだ。
この言葉は、「今この瞬間がとっても大事だから、最後まで諦めずに頑張ろう」という意味を持ってるんだね。大切なことに対して、全力で取り組む姿勢を教えてくれる言葉だよ。
「此処を先途と」の使い方
ああ、もう、空手家としての僕はだめかもしれない。最近、勝つことができないんだ。
健太くん。ほらっ。これを見て。健太くんの今までのテストの結果を一覧表にしたものよ。ほとんど一桁よ。健太くんが空手をやめたら何が残るの?此処を先途と思って、がんばって戦いなさいよ。
そうだね。スランプに負けている場合じゃなかった。こんな時こそ気持ちを強く持って偉大な空手家を目指して頑張らねば!
そうそう。健太くんには前向きが似合っているわ。
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「此処を先途と」の例文
- ともかく、此処を先途とたたかったのだが、むやみやたらに頭っから突っ込んだせいで、頭を強く打ち気絶してしまった。
- 油断しているすきを見て、此処を先途と攻め立てた。
- 此処を先途と攻撃に死力を尽くしたおかげで、なんとか初戦突破することができた。
- 新聞は此処を先途といわんばかりに、その政治家への集中攻撃をやめなかった。
- あと少しで契約できそうだと思った僕は、此処を先途と一生懸命、契約するメリットを伝えた。
- 此処を先途と逃げたが、追手の攻撃の手はやまず、途中で脱落した者が多い。