「高飛の鳥も美食に死す」の意味(出典・語源由来・類義語)
【ことわざ】
高飛の鳥も美食に死す
【読み方】
こうひのとりもびしょくにしす
【意味】
立派な人でも欲のために身を誤ることがあるということ。
常に自分の心を守り、欲望に負けないように気をつけなアカンってこと。ちょっとした誘惑に気を取られて、大きな損失を被ることもあるから注意しないと!
【出典】
「呉越春秋」
【語源・由来】
空高く飛ぶ鳥もうまそうな餌につられ地上に舞い降りて捕らえられる意から。
【類義語】
・香餌の下必ず死魚あり
「高飛の鳥も美食に死す」の解説
「高飛の鳥も美食に死す」という言葉は、どんなにすごい人や立派な人でも、自分の欲望や誘惑に負けて大きなトラブルになることがある、という意味を持っているんだ。
言葉の中の「高飛の鳥」は、とても高く飛べる鳥、つまり特別な存在やすごい人を指しているよ。「美食」はおいしい食べ物や、ここでは誘惑や欲望の象徴として使われているんだ。
例えばね、超有名なアスリートや大スターが、ちょっとした欲望や誘惑に負けてスキャンダルを起こしたり、大問題になってしまうことがあるでしょ? それと同じように、どんなに偉大な人でも、誘惑や欲望には気をつけないと簡単につまずいてしまうことがあるんだよ。
このことわざは、自分の欲望や誘惑に負けないように、常に気を引き締めて生きることの大切さを教えてくれるんだ。だから、どれだけ成功しても、欲望や誘惑には注意しないといけないっていうことを思い出させてくれる言葉なんだよ
「高飛の鳥も美食に死す」の使い方
「高飛の鳥も美食に死す」の例文
- 高潔な人でも高飛の鳥も美食に死す。人間だもの欲に惑わされることもある。
- 欲にかられ高飛の鳥も美食に死すというが、バブル崩壊で破産した立派な人は多い。
- 高飛の鳥も美食に死すのだから、愚か者の僕が為替に手を出してはいけない。
- 人は煩悩から離れられない。高飛の鳥も美食に死すように、欲のために目が曇り正しい判断ができなくなることはよくあることだ。
- 高飛の鳥も美食に死すように、欲をかき朝鮮出兵した豊臣家は求心力を失い滅びた。