「狐裘して羔袖す」の意味(語源由来・類義語)
【ことわざ】
狐裘して羔袖す
【読み方】
こきゅうしてこうしゅうす
【意味】
全体としては立派だが一部欠点があること。
「狐裘」は、狐の腋の下の白い毛皮で作った立派な皮衣。「羔袖」は、子羊の皮で作った粗末な袖。
なるほど、つまり「全体的にはすごくええけど、ちょっとだけ欠点がある」みたいなことやな。
でも、そのちょっとした欠点を気にせず、全体の良さを大事にすべきやってことやね!全部が100点満点じゃなくても、全体的に見たらええもんはええもんやってわけや。
【語源・由来】
高価な狐の皮衣に子羊の皮の袖をつける意から。
【出典】
「春秋左氏伝」
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「狐裘して羔袖す」の解説
カンタン!解説
「狐裘して羔袖す」という言葉はね、全体的にはとっても良いんだけど、ちょっとだけ悪い部分や欠点がある状態を表しているんだ。たとえば、すごく綺麗な絵の中に、ちょっとだけ変な部分があったり、とても美味しいケーキでも、一部分だけ味が違ってたりすることをこの言葉で表現することができるよ。
具体的には、立派な「狐裘」(きつねの毛皮)のコートを着ていても、袖部分だけ「羔」(子羊)の毛皮でできているような状態を想像してみて。全体的にはすごく立派なのに、ちょっとだけ変な部分がある、そんな感じだよ。それを表して、この言葉は使われるんだね。
「狐裘して羔袖す」の使い方
ともこちゃん。完成したよ。
狐裘して羔袖すね。
どこがだめ?
この水玉が無ければ完璧かな。
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「狐裘して羔袖す」の例文
- 狐裘して羔袖すという感じなので、付箋が付いている所を修正し再提出してください。
- あと一歩。狐裘して羔袖すだね。でもいい感じ。
- 健太くんはイケメンで頭もいいが、狐裘して羔袖すなところがあって足が異常に臭い。
- 新居探しをしているが、狐裘して羔袖すような物件ばかりで理想的な物件に出会えない。
- 折れ目も汚れもなくきれいだが、作家のサイン入りなのが狐裘して羔袖すから買い取れません。
要するに、完璧ではないけど、その全体の良さが一部の欠点を上回る、という意味があるんだよ。