「人中の騏驥」の意味(出典・類義語)
【ことわざ】
人中の騏驥
【読み方】
じんちゅうのきき
【意味】
際立ってすぐれた人のこと。
一日千里を走る馬のように、他とは比べものにならないほどの才能や能力を持つ人を言うんやな。
【出典】
「南史」
【類義語】
・人中の獅子
・人中の竜
「人中の騏驥」の解説
「人中の騏驥」という表現は、非常に優れた才能や能力を持った人、つまりずば抜けた天才を指す言葉なんだよ。
「騏驥」とは、一日に千里も走るとされる伝説的な名馬を指す言葉で、この比喩を使って非常に秀でた才能を持つ人を表現しているんだね。つまり、「人中の騏驥」とは、多くの人々の中でも特に優れた能力や才能を持つ人を指す言葉なんだ。
たとえば、学問やスポーツ、芸術などの分野で類稀な才能を発揮する人や、その分野で特別な成果を挙げる人を「人中の騏驥」と称することができるよ。この表現は、そのような人がいかに珍しいか、またその才能がいかに特別なものであるかを強調しているんだね。
このことわざは、特に才能のある人々がどれほど希少で価値のある存在であるかを表現しており、そうした人々を称賛する際に使われる言葉なんだ。
「人中の騏驥」の使い方
「人中の騏驥」の例文
- 音楽が好きな人なら彼の名を知らない人はいない。彼は人中の騏驥だ。
- 人中の騏驥である彼は、嚢中の錐のように目立っていた。
- 高身長で小顔の彼女は、人中の騏驥というようにずば抜けて優れた容姿なのでスカウトマンが集まってくる。
- 彼女は能ある鷹は爪を隠すように目立たないようにしていたが、人中の騏驥だったので隠しようがなかった。
- この学校から人中の騏驥が幾人も輩出されて、世界で活躍しています。
この言葉は、大勢の中でも際立つ秀才や才能の持ち主を称える表現なんだ。