「小男の総身の知恵も知れたもの」の意味(対義語)
【ことわざ】
小男の総身の知恵も知れたもの
「大男総身に知恵が回りかね」という句に対して云い返した句。
【読み方】こおとこのそうみのちえもしれたもの
【意味】
小さな男では全身が知恵でも大したことはないということ。
「小男の総身の知恵も知れたもの」という表現は、たとえ小さな男の全身が知恵でできているとしても、その知恵の量や限界ははっきりしている、という意味だよ。
そうかいな。つまり、大きい人が全部知恵で動いてるわけちゃうし、小さい人が全身知恵やとしても、それがどれほどのもんかっていうんはわかってるってことやな。
どっちもどっち、お互い様ってことで、誰もが得意不得意があるってことを教えてくれてるんやな。おもしろい比べ方やね!
【対義語】
・小人に鈍なし
・山椒は小粒でもぴりりと辛い
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「小男の総身の知恵も知れたもの」の解説
カンタン!解説
「小男の総身の知恓も知れたもの」という言葉は、小さい身体の中にどれだけ知恵が詰まっているとしても、その限界は見えているという意味だよ。つまり、小さな者の知恵や能力は、そんなに大したものではないと言いたいときに使われる言葉だね。
「大男総身に知恵が回りかね」という言葉は、大きな身体には知恵が十分に回っていない、すなわち、身体は大きいけど頭は良くないという意味。この言葉に対して、小さい者が反論として「小男の総身の知恵も知れたもの」と返すことで、大小関係に関わらず、知恵や能力には限界があるというニュアンスを出しているんだよ。
「小男の総身の知恵も知れたもの」の使い方
小男の総身の知恵も知れたものというが、体が大きいからと言って知恵者というわけではないよね。
独活の大木というやつね。
脳みそが小さくてもカラスは賢いしね。
脳みその大小でもないわね。頭の善し悪しって不思議よね。何が違うんでしょうね。
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「小男の総身の知恵も知れたもの」の例文
- 小男の総身の知恵も知れたものと馬鹿にされたので、必死に勉強して学力で勝った。
- 小さい男は小さいことしかできない。小男の総身の知恵も知れたものだな。
- 小男の総身の知恵も知れたものだから、彼に任せるわけにはいかない。
- 低身長だと、170cmない男性には人権がないとか、小男の総身の知恵も知れたものとか差別されがちだ。
- 思ったとおり彼では力不足だった。小男の総身の知恵も知れたものとは本当だ。