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【虎口を逃れて竜穴に入る】の意味と使い方や例文(語源由来・類義語・英語訳)

虎口を逃れて竜穴に入る

「虎口を逃れて竜穴に入る」の意味(語源由来・類義語・英語訳)

意味
【ことわざ】
虎口を逃れて竜穴に入る

【読み方】
ここうをのがれてりゅうけつにはいる

【意味】
災難が続いて起こる例え。

ことわざ博士
「虎口を逃れて竜穴に入る」ということわざは、危険な状況から逃れたと思ったら、再び別の危険な状況に遭遇することを示しているんだよ。
助手ねこ
ええっ!? つまり、一つの問題から逃れたと思ったら、次の問題が待ち構えているってことなんやね。

人生、難しい時もあるけど、頑張って乗り越えるしかないんやな。

【語源・由来】
虎に食われそうな場面からやっと逃れたと思ったら、今度は竜のすむ穴に入ってしまうことから。

【類義語】
・一難去ってまた一難
・前門の虎後門の狼
・火を避けて水に陥る
・追っ手を防げば搦め手へ回る
・前虎後狼
・禍去って禍また至る

【英語訳】
A precipice in front, a wolf behind.
To take one foot out of the mire and put in the other.
If the Bermudas let you pass, you must beware of Hatteras.

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「虎口を逃れて竜穴に入る」の解説

カンタン!解説
解説

「虎口を逃れて竜穴に入る」っていうことわざは、一つの大変な状況や問題から逃れたと思ったら、今度は別の大変な状況や問題に直面するっていう意味なんだよ。

たとえばね、川で流されて大変だったけど、なんとか岸にたどり着いた!と思ったら、今度はそこに大きな野獣がいて、また逃げなきゃ!っていう感じ。つまり、一つの危険や問題から逃れたと思ったら、すぐに次の危険や問題が待っているということを言いたいんだ。

「虎口」とは、文字通り虎の口のことで、超危険な状況を意味しているよ。そして「竜穴」は、竜が住む場所を意味していて、これもまた危険な場所だよね。だから、このことわざは、危険や問題が次から次へとやってくる、ということを表しているんだ。

実際の生活で言うと、テストで点数が悪かった後、家に帰ったら宿題を忘れてきた…というような、次から次へと困ったことが続く状況を指して使うことができるんだよ。

「虎口を逃れて竜穴に入る」の使い方

ともこ
健太くん。どうしたの?泥だらけじゃないの。
健太
車に轢かれそうになったから、よけたんだ。そうしたら、水たまりにはまって、ズボンが汚れて、その上、次に来た車が撥ねた水たまりの水を頭からかぶってしまったんだよ。
ともこ
それは虎口を逃れて竜穴に入るよりさらにすごい災難にあったわね。
健太
うん。もう、今日は家でおとなしくしていたほうが良さそうだ。
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「虎口を逃れて竜穴に入る」の例文

例文
  1. あれが夢だったからよかったけれども、虎口を逃れて竜穴に入るような内容で次から次へと災難が襲い掛かってきた。
  2. 妻が、がんを患って手術が終わって一段落したところに、次は僕ががんになり、虎口を逃れて竜穴に入るとはこのことである。
  3. 息子の受験が終わり、ほっとしていたけれども、すぐに娘の受験が控えていて、虎口を逃れて竜穴に入るという言葉のように、ストレスフリーの日々はまだ遠い。
  4. 食べたおせんべいが辛くて、急いで手に取ったコップの中身が生姜たっぷりの祖母特製ジンジャーエールで、さらに苦しむことになり、虎口を逃れて竜穴に入るとはこのことかと思った。
  5. 彼の人生は虎口を逃れて竜穴に入るという状況がよくあったので、危険に備える癖がついている。

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