「高木は風に折らる」の意味(語源由来・類義語・英語)
【ことわざ】
高木は風に折らる
【読み方】
こうぼくはかぜにおらる
【意味】
地位や名声が高い人は他の人に妬まれて、災難にあうことが多いということ。
人気者や有名人は、いいことも多いけど、それだけうらやましい目やトラブルにも注意しなあかんってことやな。
【語源・由来】
高い木は風当たりが強く折れやすい意から。
【類義語】
・高木は風に嫉まる
・高木は風に憎まる
・出る杭は打たれる
【英語】
Envy can abide to no excellency.(嫉妬はいかなる優越にも耐えられない)
「高木は風に折らる」の解説
「高木は風に折らる」っていうことわざはね、高くて大きな木は風の力で折れやすいっていう意味なんだよ。これを人に例えると、有名な人や立場が高い人は、他の人からうらやましがられたり、批判されたりすることが多くて、だからトラブルになりやすいっていうことを教えてくれてるんだ。
例えば、クラスで一番の成績を取った子が、他の子たちから「得意げにしてる」とか「先生のお気に入りだから」とか言われたりすることがあるでしょ?それと同じで、すごい人やすごいことをした人は、注目される分、狙われやすかったりするんだよ。
だから、「高木は風に折らる」というのは、有名になると、色んな人の目に触れるから、注意が必要だっていうことを示しているんだよね。すなわち、立場が高くなると、その分色んな困難が待っていることを意味しているんだ。
「高木は風に折らる」の使い方
「高木は風に折らる」の例文
- 高木は風に折らるというから、政府が才能ある人を守り支援する制度を作る。
- できるだけ目立たないようにしていたのは、高木は風に折らるからだ。
- 高木は風に折らるというので、眼鏡をかけ地味子を演じていた。
- 能ある鷹は爪を隠すというが瑠璃も玻璃も照らせば光るように才能は自ずと知れ渡り、高木は風に折らる。
- 万緑叢中紅一点の彼女の才能は際立ち、高木は風に折らるとならないか心配だ。