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【合浦の珠還る】の意味と使い方や例文(出典・故事)

合浦の珠還る

「合浦の珠還る」の意味(出典・故事)

意味【ことわざ】
合浦の珠還る

「合浦の珠」「珠合浦に還る」ともいう。

【読み方】
ごうほのたまかえる

【意味】
一度失ったものが再度戻ってくること。また、善政を敷くこと。

「合浦」は、中国の地名。今の広東省かんとんしょうあたりにあった。「珠」は、真珠。
ことわざ博士
「合浦の珠還る」という言葉は、一度失われたものや人が再び戻ってくる様子を表しているんだよ。
助手ねこ
なるほどな。つまり、一度は無くしたものや離れてしまった人が、状況が良くなると再び戻ってくるってことやな。

ちょっと、迷子の子が家に戻ってくる感じやな。状況が良くなれば、大切なものや人が戻ってくるのは、嬉しいことやね。

【出典】
後漢書ごかんじょ

【故事】
昔、合浦の太守が貪欲であったため、海の真珠が他所へ移ってしまったが、孟嘗もうしょうが太守になってよい政治を行ったので、再び真珠が戻り採れるようになったという。

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「合浦の珠還る」の解説

カンタン!解説
解説

「合浦の珠還る」っていうことわざはね、ちょっと面白い話が元になっているんだよ。

この言葉は、中国のある場所、合浦っていうところの話からきているんだ。合浦には、すごくきれいな真珠がたくさん取れる場所があったんだけど、その真珠を探しに行った漁師たちが、悪い政治のせいで家を離れることになってしまったことがあるの。でも、その後、ちゃんとした政治が行われるようになったら、その漁師たちも家に帰ってきたんだよ。

だから、「合浦の珠還る」っていうことわざは、一度は離れてしまったものや人が、また戻ってくるっていう意味になるんだ。例えば、友達とけんかしてしばらく会ってなかったけど、後で仲直りしてまた一緒に遊ぶようになった、っていう時にも使えるんだよ。

「珠」っていうのは、真珠のことを指していて、「合浦」は中国の地名だよ。でも、このことわざの中で大切なのは、失ってしまったものが再び戻ってくるという部分なんだよね。だから、何かを失ってしまった時でも、また戻ってくる可能性があるんだよ、っていう希望を持つことができるんだ。

「合浦の珠還る」の使い方

ともこ
日本の資産家や天才の海外流出が止まらないわね。
健太
首相がしっかりすれば合浦の珠還るよ。
ともこ
しっかりした首相を選ぶには、私たち若者が投票に行かないとね。
健太
そうだね。行かないと高齢者票で自民党一強が続いてしまう。
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「合浦の珠還る」の例文

例文
  1. 失った領土が返還され、合浦の珠還る
  2. 信頼を取り戻すのは至難の業だが、努力を重ね合浦の珠還る
  3. 救世主のような政治家が現れ、合浦の珠還る。この国の未来はもう暗くない。
  4. 占いで失くした物の場所を特定してもらい、合浦の珠還るとなった。
  5. 新居から逃げ出し前の家に戻っていた愛猫が、近所の人のおかげで合浦の珠還る




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