「濠濮の間の想い」の意味(出典・故事)
【ことわざ】
濠濮の間の想い
【読み方】
ごうぼくのかんのおもい
【意味】
俗世間から離れ、自ら楽しむ静かな心。
わいも時々、忙しい日常から逃げ出して、自然の中でのんびりしたい気持ちになるわ。都会の騒がしさから離れて、ほっこりとした時間を楽しむのがええよなあ。
「世説新語」
【故事】
荘子が濠梁のほとりで友人の恵子と魚の泳ぎ回るのを見て楽しみ、また濮水で魚釣りをして楽しみ、楚王から召されたのを断ったという故事による。
「濠濮の間の想い」の解説
「濠濮の間の想い」っていう言葉は、簡単に言うと、都会の喧騒や日常の忙しさから離れて、自然の中でのんびりと落ち着いた生活を夢見る気持ちのことを指しているんだよ。
この言葉の背景には、中国の二つの川、「濠」川と「濮」川があるんだ。これらの川の間は自然が豊かで、静かな場所として知られていたの。だから、この地を思い浮かべながら、そこでの穏やかな生活を憧れる気持ちを表しているんだね。
「濠濮の間の想い」や「濠墨間の想い」という言葉は、今の生活の中での忙しさやストレスから解放されて、自然とともに平和な時間を過ごしたいという人々の心の中の夢や希望を形にしたものなんだ。そういった心の中の夢を大切にして、時折自分の心のオアシスを見つけるのもいいよね。
「濠濮の間の想い」の使い方
「濠濮の間の想い」の例文
- 濠濮の間の想いを抱き、東京転勤の話を断り自然豊かな離島に残った。
- 彼は濠濮の間の想いで本社勤務を断ったそうだ。出世より趣味を選んだんだな。
- 濠濮の間の想いというように、田舎生活を楽しんでいるので一生ここに勤務していたい。
- がむしゃらに働いたこともあったが、濠濮の間の想いを持ち大自然に囲まれのんびり生きることを選ぶ。
- 都会と贅沢大好きな妻には、濠濮の間の想いを理解してもらえなかった。