「苗の莠有るが若し」の意味(出典・語源由来)
【ことわざ】
苗の莠有るが若し
【読み方】
なえのゆうあるがごとし
【意味】
善人の中に悪人がまざっていること。
「莠」は、はぐさ。穀物の苗に似た雑草で苗の成長を助ける。
「苗の莠有るが若しは」ということわざは、どこにでも善人もいれば悪人もいる、つまり、良い人や悪い人が混ざっていることを示しているんだよ。
あぁ、それって「どこにでもいい子も悪い子もおるんやな」ってことやね。クラスにも、優しい子やわちゃくちゃな子が混ざってるみたいな。
全部同じような子ばっかりやったら、つまらんもんな。これは、人間のさまざまな性格や行動を知って、うまく付き合っていく必要があるってことを教えてくれてるんやろな。
【出典】
「書経」
【語源由来】
稲の中にはぐさがまざっているようなものだという意から。
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「苗の莠有るが若し」の解説
カンタン!解説
「苗の莠有るが若しは」という言葉はね、たとえで言うと、良い植物と悪い草が一緒に生えているような状態を指しているんだよ。
例えば、庭にいろんな植物を植えた時、良い植物だけでなく、雑草も一緒に生えてくることがあるよね。それと同じで、人々の中には良い人もいれば、ちょっと問題のある人もいるってことを言っているんだ。
「苗」は若い植物のことで、「莠」は雑草のこと。だから、この言葉は「いいものとちょっと困ったものが一緒に存在する」っていう意味なんだよ。みんながいい人ばかりじゃないってことを、植物のたとえで分かりやすく言っているんだね。
「苗の莠有るが若し」の使い方
この地域は良い人ばかりで治安がいいね。
苗の莠有るが若しというから油断しない方がいいわ。
どこにでも悪人はいるか。
天国にもいるかもね。
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「苗の莠有るが若し」の例文
- 隣のクラスが良さそうに見えるのは、隣の芝生は青く見えるというやつだ。苗の莠有るが若しというから、隣は隣で問題を抱えているはずだ。
- 生徒は、苗の莠有るが若しで良いやつも悪いやつもいる。でも教師として平等に扱わなくてはいけないから難しい。
- 世の中は苗の莠有るが若し、玉石混交だからこそおもしろい。
- 性格が良い子ばかりだったらここまで科学は発展しなかっただろう。苗の莠有るが若し野心や意欲、負けず嫌いな人間がいたから今のように発展した。
- しっかり面接して選び抜いても、苗の莠有るが若し悪人はいるものだ。