「内助の功」の意味(語源由来・類義語・英語訳)
【ことわざ】
内助の功
【読み方】
ないじょのこう
【意味】
表舞台ではなく裏方で人を支えることをいう。また、夫を陰ながら支え、出世させたりする妻を指す。
目立たないけど、その人の成功には欠かせない存在やってことやね。家庭内でのサポートや援助が、夫の仕事や生活に大きく影響してるってことや。
【語源・由来】
戦国時代から江戸時代前期にかけての武将および土佐藩初代藩主・山内一豊(やまうち かつとよ)の正室・見性院(けんしょういん)が、夫・一豊のために嫁入りの持参金(黄金十両)で高価な馬(鏡栗毛)を購入したことが、かの織田信長の目にとまり、出世を助けたという逸話から来ている。
【類義語】
・縁の下の力持ち
・縁の下の舞
・鶏鳴の助
【英語訳】
・The secret of my success is my better half.
・I owe my success to my better half.
●The secret of my success is my better half.
secret ➡ 秘密
of ➡ ~の
my ➡ 私の
success ➡ 成功
better half ➡ 伴侶・妻・パートナー
直訳すると、「私の成功の秘密は、妻の支えにある」になる。
●I owe my success to my better half.
owe ➡ ~で/~に恩恵を受けている
直訳すると、「私の成功は、妻がもたらしたもの」になる。
「内助の功」の解説
「内助の功」という言葉は、主に家庭の内側で、特に夫を支える妻の助力や貢献を指しているんだよ。
この表現は、家庭内での支えが、夫や家族の外での成功や活躍に大きく貢献しているという意味を持っているんだね。たとえば、夫が社会で活躍している場合、その背景には家庭を支え、夫を励ます妻の存在があるということを表しているんだ。
「内助の功」という言葉は、家庭内での役割が外の世界での成功に不可欠であることを強調しているんだね。このことわざは、家庭を守り、家族を支えることの大切さや価値を認識し、評価することを教えている言葉なんだよ。
「内助の功」の使い方
「内助の功」の例文
- 部長の出世は内助の功のおかげだと有名である。
- 妻が陰ながら僕を支えてくれたお陰で、とうとう昇格が決まった。まさに内助の功だ。
- あいつが出世できたのも、奥さんの内助の功があってこそだ。
- 世間は内助の功だなんだというが、奥さんがいない僕からしたら関係ない話である。