「何某より金貸し」の意味(類義語)
【ことわざ】
何某より金貸し
【読み方】
なにがしよりかねかし
【意味】
「何のなにがしだ」と家名や官職名を誇りながら内実貧しい者より、金貸しと軽蔑されても富裕なほうがよい。名より実利のほうがよい。
ほんまやな。もっと言うと、「肩書きばっかりで実際には何も持ってへん人」より、「ちょっと見下される職業でもしっかりと稼いでる人」の方がええってことやね。
要するに、形ばかりのブランドより、実際の成果や資産の方が大事やってことやな。安易に人を見る目、大事にせんとあかんわ。
【類義語】
・某より食うがし
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「何某より金貸し」の解説
カンタン!解説
「何某より金貸し」っていうことわざは、自分の名前や家の名前、肩書きなどを大きく言って誇っているけれど、実際にはお金がない人よりも、名前は知られていなくても、しっかりとお金を持っている金貸しの方がいいっていう意味だよ。
考えてみてね、たとえば学校で「うちの家は昔からすごく有名で~」って誇っているけど、お小遣いが全然ない子がいたら、それってちょっと変だよね?その代わりに、名前はあまり知られていないけど、お小遣いをたくさん持っている子がいたら、どっちが得をしているかって考えたら、やっぱりお小遣いがたくさんある子の方がいいよね。
このことわざは、名前や肩書きだけでなく、実際の成果やお金の方が大切だっていうことを教えてくれるんだ。つまり、名前や外見だけを大切にするのではなく、実際に手に入れているもの、手にしている力の方がもっと大切だってことなんだよ。
「何某より金貸し」の使い方
受験はお金がかかるね。
受験料も馬鹿にならないわよね。
世の中金だね。何某より金貸しとはよく言ったものだ。
名誉で生活できないからね。
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「何某より金貸し」の例文
- 金持ちのともこちゃんは、物価が高騰しても屁の河童という感じだ。何某より金貸しというように、金はあった方が良い。
- 幸せな老後を送れるのは、何某より金貸しのごとく金貸しの方だろう。
- 金が物を言う世だから、何某より金貸しだ。
- 名誉や名声でお腹は膨れないし、何某より金貸しというように金があった方が良い。
- 身分制度があった時代は名が重んじられたが、現代では間違いなく何某より金貸しがいい。
つまり、形だけの名誉や格式よりも、実際の利益や富の方が大切だということを教えているんだ。