「爾に出ずるものは爾に反る」の意味(出典・類義語)
【ことわざ】
爾に出ずるものは爾に反る
【読み方】
なんじにいずるものはなんじにかえる
【意味】
自分がしたことの報いは、よいことでも悪いことでもすべて自分自身に返ってくるということ。幸不幸は自分が招いた結果という考え。
ほほう、それは大切なことを教えてくれる言葉やな!「自分がしたことは、最終的には自分に返ってくるで」ってことやな。良いことをすれば良いことが、悪いことをすれば悪いことが自分に戻ってくるってわけや。
これは「自分の行動には責任を持とう」っていう教訓やな。自分が他人にどう接するか、それが最終的に自分自身の人生をどう形作っていくか、ってことを意識させてくれる言葉やね。
【出典】
「孟子」
【類義語】
・身から出た錆
・因果応報
・自業自得
・仇も情けも我が身より出る
【スポンサーリンク】
「爾に出ずるものは爾に反る」の解説
カンタン!解説
「爾に出ずるものは爾に反る」は、「自分が他人に与えたこと、行った行動は、最終的には自分に返ってくる」という意味の言葉だよ。善行をすれば善い結果が、悪行をすれば悪い結果が自分に返ってくるという考え方を表しているんだ。
この言葉は『孟子』梁恵王篇に出てくる言葉で、孟子(もうし)という古代中国の哲学者が教えた道徳的な教えの一部なんだ。孟子は儒家思想を代表する哲学者の一人で、彼の教えは後の中国文化に大きな影響を与えたんだよ。
この言葉は、自己反省と他者への思いやりを促すと同時に、自分の行動が将来自分自身に影響を与えることを自覚することの重要性を教えてくれているんだ。それは「因果応報」や「自業自得」という言葉とも通じる考え方で、道徳的に正しい行動を心がけることの重要性を説いているんだ。
「爾に出ずるものは爾に反る」の使い方
何だか最近ついていないな。
爾に出ずるものは爾に反るっていうから、日頃の行いが悪かったんでしょう。
ピンポンダッシュをしただけだよ。
十分悪い行いよ。
【スポンサーリンク】
「爾に出ずるものは爾に反る」の例文
- 行動に気をつけないと、爾に出ずるものは爾に反るというよ。
- 欲望のおもむくままわがままに生きていると、爾に出ずるものは爾に反るように、後で痛い目を見るよ。
- 誰も見ていないようで神様は見ている。爾に出ずるものは爾に反るんだよ。
- 爾に出ずるものは爾に反るというのに、悪いことをする人ほどもうかるこの世の中に辟易する。
- 善行を積まないと、爾に出ずるものは爾に反る。悪いことはできない。
良い行いをすれば良い報いが、悪い行いをすれば悪い報いが自分に返ってくると教えてくれている言葉なんだ。