「鉈を貸して山を伐られる」の意味(語源由来・類義語)
【ことわざ】
鉈を貸して山を伐られる
【読み方】
なたをかしてやまをきられる
【意味】
好意でしたことのために、自分が損害を受けることのたとえ。
好意を示す時は、状況や相手の性格を良く考えて行動しないといけないね。
【語源由来】
鉈を貸したら、その鉈で自分の山の木を伐採されてしまうということから。
【類義語】
・盗人に鎌を預ける
・恩を仇で返す
「鉈を貸して山を伐られる」の解説
「鉈を貸して山を伐られる」っていう言葉、これは、自分が良かれと思ってやったことが、結局自分にとってマイナスになっちゃうことを表してるんだよ。
考え方としては、例えば、友達が「宿題の答え、教えて!」って頼んできたとして、それを教えてあげたら、テストの時にその友達の点数が自分より高くなっちゃった、っていう状況を想像してみて。自分が助けようとしたことで、結果的に自分が損をするような感じだよね。
「鉈を貸して山を伐られる」の場合、自分が良かれと思って貸した鉈(きり、木を切るための道具)で、自分の大事な山の木まで切られちゃった、っていう状態を指しているんだ。つまり、助けようと思ったのに、逆に自分の大切なものが失われてしまうことを言ってるんだよ。
だから、人に何かをする時や、何かを貸す時には、ちょっと考えてみるのも大切だね!自分の意図とは違う結果になることもあるから。
「鉈を貸して山を伐られる」の使い方
「鉈を貸して山を伐られる」の例文
- 金を貸してやったのに踏み倒され、鉈を貸して山を伐られるように会社を乗っ取られた。
- 先生に怒られないようかばったのに、鉈を貸して山を伐られるごとく罪を着せられた。
- 鉈を貸して山を伐られるのが嫌だから、人に優しくしないことにしている。
- おしゃれのコツを教えたら、すっかり垢抜けて鉈を貸して山を伐られるように私のモデル業を脅かす存在になった。
- サッカーの技術を教えてほしいと頼まれ教えたら、僕の癖などの情報を敵チームに売られ鉈を貸して山を伐られるように苦労した。
例えば、友達に道具を貸したら、それを使って自分の所有物が壊されるような状況を想像してみてね。