「猫と庄屋に取らぬはない」の意味(語源由来)
【ことわざ】
猫と庄屋に取らぬはない
【読み方】
ねことしょうやにとらぬはない
【意味】
賄賂を受け取る役人を皮肉っていう言葉。
「猫と庄屋に取らぬはない」という言葉は、猫が目の前の魚やネズミを必ず捕るように、庄屋(昔の日本の村の役人)も村人から年貢を取り立てたり賄賂を受け取ったりすることが避けられない、という意味のたとえだよ。
ほうほう、そういうことかいな。猫が魚やネズミを見逃さず捕るように、庄屋もお金や利益を逃さないってことやな。賄賂を受け取る役人のことをからかう言葉やね。
これは、権力を持つ人が利益を求めることの問題点を指摘してるんやな。権力や地位を持つ人の責任感や倫理観を問うてる言葉やわ。
【語源由来】
猫は目の前の鼠や魚を必ず捕まえ、庄屋は機会があれば必ず賄賂を受け取る意から。
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「猫と庄屋に取らぬはない」の解説
カンタン!解説
この言葉、「猫と庄屋に取らぬはない」というのはね、猫が目の前にいるネズミや魚を絶対に捕まえるように、昔の役人である庄屋も、村人からお金や他のものを取ることをやめないっていう意味なんだよ。
猫はネズミや魚を見ると、自然と捕まえたくなるんだね。それと同じように、昔の庄屋は村人から年貢(お米や作物などを税として取ること)を取るのが仕事だったけど、それに加えて賄賂(わいろ)も受け取っていたんだよ。賄賂っていうのは、お金や物をもらって、何か特別なことをしてもらうよう頼むことなんだ。
たとえば、学校でクラスの代表がみんなから集めたお菓子を全部自分で食べてしまうみたいなことが「猫と庄屋に取らぬはない」に当たるかもしれないね。
この言葉は、人が自分の立場を利用して、他の人から無理やりものを取ることが悪いことだって教えてくれるんだよ。みんなが平等に扱われることが大切だっていうことを示しているんだね。
「猫と庄屋に取らぬはない」の使い方
公務員が、一部の業者から賄賂を受け取ったみたいよ。
猫と庄屋に取らぬはないっていうけど、安定の公務員でも受け取っちゃうんだね。
税金で給料が支払われている人が、悪いことをしたら二倍腹が立つわね。
全公務員の信頼を地に落としたようなものだね。
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「猫と庄屋に取らぬはない」の例文
- 議員と賄賂は切っても切り離せないものか。猫と庄屋に取らぬはないが、人の上に立つ存在なのに情けない。
- お金持ちであっても、猫と庄屋に取らぬはない。人間様が金にいいように使われているな。
- 猫と庄屋に取らぬはないって言うけど、賄賂の授受がばれたら一生を棒に振ることが分からないのかな。
- 猫と庄屋に取らぬはないというが、賄賂を受け取る人は頭の作りが猫並みってことだな。
- まーた、賄賂のニュースか。猫と庄屋に取らぬはないというし、こんなの氷山の一角で守銭奴はそこら中にいるんだろうな。