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【鼠の嫁入り】の意味と使い方や例文(出典・語源由来・類義語)

鼠の嫁入り

「鼠の嫁入り」の意味(出典・語源由来・類義語)

意味

【ことわざ】
鼠の嫁入り

【読み方】
ねずみのよめいり

【意味】
あれこれ条件を付けて好きなものばかり選ぼうとしても、結局落ち着くべきところに落着する。

ことわざ博士
「鼠の嫁入り」というのは、昔話の一つで、ネズミの夫婦が大事にしている娘に、天下一の婿を見つけようとする物語だよ。
助手ねこ
へぇ、そういう話かいな。つまり、ネズミの夫婦が一番いいと思った婿は、結局自分たちと同じネズミだったってことやな。世界一の婿を探す旅の結末が、身近なところにあるという教訓が込められてるんやね。

この話は、一番大切なものは身近なところにあるかもしれないってことを教えてくれるんやわ。自分たちの世界や環境に合ったものが一番っていう教訓やな。

【出典】
沙石集しゃせきしゅう

【語源由来】
昔話の一つで、ネズミの夫婦が娘に天下一の婿をとろうとして、太陽、雲、風、壁に結婚を申し込んだが、結局、ネズミが一番だと知り、ネズミに嫁入りさせた。

【類義語】
・鼠の婿取り

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「鼠の嫁入り」の解説

カンタン!解説
解説

「鼠の嫁入り」というのは、昔話の一つなんだ。

この話ではね、ネズミの夫婦が自分たちの大事な娘に、天下一の婿を探そうとするんだ。最初は太陽が一番強いと思うけど、太陽は雲に隠れるから雲が強いと考える。でも、雲は風に吹き飛ばされるから風が強いと思う。次に、風は壁(築地)に止められるから壁が強いと思うんだけど、壁はネズミにかじられるから、結局はネズミが一番強いという結論になるんだよ。

だから、ネズミの夫婦は最終的に、自分たちと同じネズミを娘の婿として選ぶんだね。

この昔話は、「ねずみの婿取り」とも呼ばれていて、自分たちと似た者同士が一番合っているっていう教えが含まれているんだ。自分たちの世界に最も適したものが、実は一番良い選択かもしれないってことを示しているんだね。

「鼠の嫁入り」の使い方

ともこ
この部屋は日当たりが良いし、周囲が静かそうでいいんじゃない?
健太
トイレが狭いなー。台所も使い勝手が悪そう。
ともこ
文句ばっかりで決まらないじゃない。結局、鼠の嫁入りのように今の部屋のようなところに落ち着くんでしょうね。
健太
そうだね。そもそも今の部屋のままでよくない?
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「鼠の嫁入り」の例文

例文
  1. どこに食事に行くか揉めに揉めて、鼠の嫁入りのようにいつもの店に落ち着いた。
  2. いろんな機能の付いたスマホをすすめられたが、鼠の嫁入りのようにシンプルな機能のスマホに落ち着いた。
  3. 中華まんの種類が増えて店頭で困ったが、鼠の嫁入りのごとく豚まんを選んだ。
  4. どれでもいいよと言われると、鼠の嫁入りみたいに慣れ親しんだものを選ぶ。
  5. 迷うと心が疲れるし変な汗をかくので、鼠の嫁入りで無難なところに落ち着くんだ。

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