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【濡れぬ先の傘】の意味と使い方や例文(語源由来・類義語・対義語・英語訳)

濡れぬ先の傘

「濡れぬ先の傘」の意味(語源由来・類義語・対義語・英語訳)

意味

【ことわざ】
濡れぬ先の傘

「濡れぬ」=ぬれない。

【読み方】
ぬれぬさきのかさ

【意味】
失敗しないように、前もって用意をしておくことが大事だということ。

ことわざ博士
「濡れぬ先の傘」ということわざは、雨が降る前に傘を準備しておく行為から来ているんだ。

これは、事前に準備を整えておくことが重要であるという意味が込められているんだよ。

助手ねこ
あー、それはな、つまり「先手を打つ」ってことやな。雨が降る前に、傘を準備しておくと、雨に濡れることはないやん?それと同じで、何事も始まる前にちゃんと準備をしておけば、何も心配ないってことやな。

これは、計画性や準備の大切さを教えてくれてるわけやな。

【語源由来】
雨が降って濡れる前に、傘を用意しておくという意味から。

【類義語】
・石橋を叩いて渡る
・遠慮なければ近憂あり
・後悔先に立たず
・事を事とすればすなわちそれ備えあり
・転ばぬ先の杖
・備えあれば憂いなし
・遠き慮りなければ必ず近き憂えあり
・跳ぶ前に見よ
・念には念を入れよ
・降らぬ先の傘
・良いうちから養生
・用心に怪我なし
・用心には網を張れ
・用心は前にあり
・予防は治療に勝る

【対義語】
・渇して井を穿つ
・泥棒を捕らえて縄を綯う
・盗人を見て縄を綯う

【英語訳】
Look before you leap.
Forewarned is forearmed.
Prevention is better than cure.

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「濡れぬ先の傘」の解説

カンタン!解説
解説

「濡れぬ先の傘」っていうことわざの由来はね、雨が降る前に、先手を打って傘を準備しておく、っていうことから来ているんだよ。

これはね、人間が事前にしっかりと心の準備をしておくことが大切だという教えを表しているんだ。例えば、友達と遊ぶ約束をした時、予め何をするか考えておいたり、どこに行くか決めておいたりすると、当日はスムーズに遊ぶことができるよね。それと同じで、何か問題が起きそうな時は、事前に対策を考えておくことが大切だよ。

それが「濡れぬ先の傘」っていうことわざの教えなんだ。雨が降る前に傘を準備しておけば、雨に濡れずに済む。それと同じように、問題が起きる前に、事前に準備や対策をしておけば、困ることは少なくなるんだよ。

「濡れぬ先の傘」の使い方

ともこ
健太くん、この辺りに、最近、防犯カメラが付いた家が増えたわね。
健太
そうだね。物騒な事件が増えてきたからね。濡れぬ先の傘ってやつだね。
ともこ
でも、泥棒のせいで、高い保安システム代を払うことになるなんて馬鹿らしい気がするけどね。
健太
まあね。それでも、見知らぬ人が勝手に家に入って、家の中を荒らすことを思えば安いんだろうね。
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「濡れぬ先の傘」の例文

例文
  1. 日本の半分以上を揺るがすような大きな地震があってから、濡れぬ先の傘という言葉に従って、防災頭巾を学校に置くようになった。
  2. 濡れぬ先の傘という言葉があるように、いつ病気になっても生活に困らないように貯金をしている。
  3. 今日は英語の予習をしてきたから、当てられても大丈夫。まさに、濡れぬ先の傘だね。
  4. 濡れぬ先の傘というように、何かを始めるときは、前もって準備をしておくことが大切だ。
  5. 自転車で転んでひざをすりむいてから、濡れぬ先の傘で、サポーターを付けて乗るようにしている。
  6. 濡れぬ先の傘で、教科書を忘れることがないように、学校に置きっぱなしにしていると言ったら、先生に怒られた。
  7. 濡れぬ先の傘で、げんこつが大好きな先生に職員室に来いと言われたので、きっと怒られると思い、ヘルメットを持参した。

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