「上り知らずの下り土産」の意味(類義語)
【ことわざ】
上り知らずの下り土産
【読み方】
のぼりしらずのくだりみやげ
【意味】
実際には知らないことを、知っているかのように話すこと。京の都に行ったこともないのに、まるで行ってきたかのように土産話をすること。
ほんまに行ったかのような話をするんは、ちょっとカッコ悪いってことやな。素直に「行ったことないけど、行ってみたいなぁ」とか言った方がええんやな。
【類義語】
・見ぬ京物語
「上り知らずの下り土産」の解説
「上り知らずの下り土産」ということわざはね、本当は経験していないことを、まるで経験したかのように話す人のことを指す言葉なんだよ。簡単に言うと、実際には全く知らないことについて、知っているふりをして、大げさな話をすることを意味しているんだ。
例えばね、京都に一度も行ったことがない人が、友達に対して「京都に行って、すごいお寺を見たよ」とか「京都のおいしいお菓子を食べたよ」と話すようなこと。実際には行ったことがないのに、行ったかのように話すことを「上り知らずの下り土産」というんだよ。
このことわざは、人が知らないことを知っているふりをすると、結局はうそがばれてしまうということを教えてくれるんだ。本当のことを話すことの大切さを伝える言葉なんだね。
「上り知らずの下り土産」の使い方
「上り知らずの下り土産」の例文
- 彼の話しぶりから結婚しているのかと思ったら、上り知らずの下り土産で結婚している友人の話をさも自分の話であるかのように語っていただけだった。
- サッカーに詳しくないのに、上り知らずの下り土産のごとく知ったかぶりをするからぼろが出て恥をかく。
- 料理をしたこともないのに見栄を張って自炊をしているかのように話すのは、上り知らずの下り土産だ。すぐにばれるのに。
- 「分からないことは僕に聞いて」と上から目線でさも知っている風だったから、経験値豊富なのかと思いきや上り知らずの下り土産というやつで、経験したことが無かったようだ。
- 最近ではインターネットで情報が得られるから、上り知らずの下り土産のような話をする人が増えた。