「鷺を烏と言いくるめる」の意味(語源由来・類義語・英語訳)
【ことわざ】
鷺を烏と言いくるめる
【読み方】
さぎをからすといいくるめる
【意味】
白い鷺を黒い烏だと言い張る意味で、無理に事実をねじ曲げて正しいことを間違いだと言ったり、間違っていることを正しいと言ったりすること。
まさに、白黒つけずにごまかそうとするやつのことや。ほんま、そういう人には気を付けなあかんわ~。
【語源・由来】
白い鷺であることは誰から見ても明白なのに、あれは黒い烏だと言い張ること。
【類義語】
・馬を牛と言う
・柄の無い所に柄をすげる
・鹿を指して馬と為す
・白を黒という
・這っても黒豆
・雪を墨
【英語訳】
To make black white.
to talk black into white
talk right into wrong
「鷺を烏と言いくるめる」の解説
「鷺を烏と言いくるめる」っていう言葉は、明らかに違うことなのに、それを無理やり正しいと言ってしまう、あるいはそう信じさせようとすることを表してるんだよ。
考えてみて、鷺は真っ白なのに、それを「これは烏だ」と言い張るって、ちょっとおかしいよね?そんなことを言う人のことを指して、この言葉を使うんだ。
「言いくるめる」って部分は、誰かを言葉で説得して、自分の意見に持っていこうとすることを意味してるよ。だから、このことわざは、間違ったことを正しいと強引に主張することを警戒しようっていう教えが込められてるんだね。
「鷺を烏と言いくるめる」の使い方
「鷺を烏と言いくるめる」の例文
- 社長はイエスマンが好きなので、鷺を烏と言いくるめたら、社員はもう、うなずくしかない。
- 彼は鷺を烏だと言いくるめる人なので、彼が白だと思ったら、みんなは黒だと思っても白ですねというしかない。
- 彼は鷺を烏だと言いくるめるように、正しい人を間違っているといって責めることが好きな悪趣味な人なのである。
- 指名手配で公開された似顔絵はあまり上手でなかったらしく、犯人が捕まってみると、鷺を烏だと言いくるめるような似顔絵だった。
まとめ
鷺を烏というように、白を黒だという上司があなたのそばにいた場合、部下の仕事は、上司が正しい判断をするよう、詳しい資料を提示、提案することである。はっきり言って、迷惑この上ないと思うかもしれないが、逆にストレスがたまらないようコントロールしやすいともいえる。どうか、そういう上司に当たってしまった方は、うまく掌で上司を転がしていただきたいと願う。