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【賽は投げられた】の意味と使い方や例文(語源由来・類義語・英語訳)

賽は投げられた

「賽は投げられた」の意味(語源由来・類義語・英語訳)

意味【ことわざ】
賽は投げられた

「采は投げられた」とも書く。

【読み方】
さいはなげられた

【意味】
物事はすでに始まってしまったから、前に進むしかないということ。勝負を決するための賽子さいころは投げられたので、元に戻すことはできない。こうなったら断行あるのみだということ。

ことわざ博士
「賽は投げられた」という表現は、ラテン語の”Alea jacta est”から来ているんだ。これは、もう事が動き出してしまったので、どんな結果が待っていようとも、もう引き返せない、という意味を持っているよ。
助手ねこ
あー、わかるわかる。つまり、「もう始まってしまったから、後は結果を待つしかない」ってことやな。

途中で止めるわけにはいかへん、と。なんか、サイコロを投げて、どの目が出るかわからんけど、もう運任せやって感じやな。

【語源・由来】
「賽」はサイコロのこと。敵対するポンペイウスのいるローマに進撃しようとしてカエサルがルビコン川を渡る際に言ったことば。ルビコン川を武装して渡ることは法で禁じられていたため、渡ることは宣戦布告を意味した。

【類義語】
・一か八か
・一擲乾坤を賭す
・乾坤一擲
・伸るか反るか

【英語訳】
The die is cast.
There is going no back.
point of no return

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「賽は投げられた」の解説

カンタン!解説
解説

「賽は投げられた」っていう言葉は、もともとはラテン語で「Alea jacta est」というんだよ。この言葉の意味は、もう一度戻れない状況になって、結果がどうなるかわからないけど、そのまま進むしかない、っていうことだよ。

この言葉の由来は、昔の有名な人、カエサルっていう人がいてね、彼は自分の軍隊を引き連れて、ルビコン川っていう場所を渡ろうとしたときにこの言葉を言ったって言われているんだ。彼がその川を渡ることは、もう戦争を始めるっていう大きな決断を意味していて、それはもう戻れない状況だったから、この言葉を言ったんだよ。

だから、今でも「賽は投げられた」って言うと、もう決めたことは変えられない、どんな結果が待っているかわからないけど、そのまま前に進むしかないよ、っていう気持ちを表すんだよね。

「賽は投げられた」の使い方

ともこ
健太くん、試合前に何を泣きそうな顔をしているの?相手になめられるわよ。
健太
ともこちゃーん。今日の空手の対戦相手が、すごく大きくて強そうなんだけど、クマみたいでこわいなあ。
ともこ
健太くん、ここまで来て弱気になってはいけないわ。賽は投げられたのよ。クマはクマでもかわいい森のくまさんだと思うのよ。
健太
森の中でハンモックに揺られているかわいいクマさんがイメージできた。ああ、勝てそうだよ。ありがとうともこちゃん。
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「賽は投げられた」の例文

例文
  1. 受験前の最後の夏休み、ここは油断してはいけないがんばりどころなんだぞ。もう賽は投げられたんだ。
  2. 私とチームがばらばらになったからってやる気をなくすなんてとんでもない、賽は投げられたんだよ。
  3. 今日はいよいよ空手の試合当日だ。緊張で逃げ出したいけれど、賽は投げられた、頑張るしかない。
  4. 今さら、怖気づいて帰るなんてありえないよ。君がラブレターを出した時に賽は投げられたんだから
  5. 賽は投げられたのだから、就職試験で内定を勝ち取るまで、全力を尽くすのみ。
  6. 実際には一年も前に賽は投げられてみんながんばり始めていたらしいが、自分はぼんやりして乗り遅れたらしい。

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