「賞は厚くし罰は薄くすべし」の意味(出典・類義語)
【ことわざ】
賞は厚くし罰は薄くすべし
【読み方】
しょうはあつくしばつはうすくすべし
【意味】
小さな行いでも良いものは大いに誉め、罰は軽くするべきだということ。
「賞は厚くし罰は薄くすべし」という言葉は、良い行いや善行はたとえ小さいものであっても大いに褒め称えるべきで、一方で悪行や過ちに対してはできるだけ軽い罰を与えるべきだという意味を持っているんだよ。
ほうほう、それはええ考えやな。つまり、「ええことしたらたっぷり褒めて、悪いことしたらちょっとだけしか叱らん」ってことやな。人は褒められるとやる気が出るし、ちょっとした過ちに対しては厳しすぎへん方が、反省してまた頑張る気になるってことやな。
人を伸ばすには、褒めることの方が大事っていう考えを教えてくれる言葉や。やっぱり、人は褒められた方が元気出るもんやな。
【出典】
「説苑」
政治において人民を導く方法を説いたことば。
【類義語】
・列は軽きを厭わず
・罪の重きをば軽くし、功の浅きをば重くせよ
・刑の疑わしきは軽くせよ
・功の疑わしきは軽くせよ
・功の疑わしきは重くせよ
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「賞は厚くし罰は薄くすべし」の解説
カンタン!解説
「賞は厚くし罰は薄くすべし」ということわざは、善行に対してはたとえ小さなことでも大いに褒め称え、悪行に対してはできるだけ軽い罰を与えるべきだという考え方を示しているんだ。
この言葉は、人々を正しい行動に導くための方法として、ポジティブな行動を強く奨励し、ネガティブな行動に対しては寛容であるべきだという教えなんだね。例えば、学校や職場で、良い行いや成果に対しては大きな賞賛や報酬を与えるが、間違いや失敗に対しては寛大であり、教育的なアプローチを取るということがこれにあたるよ。
このことわざは、人々が正しい方向に進むように励ますためには、褒めることの重要性と、罰による矯正よりも教育と理解を優先するべきだという考えを伝えているんだ。つまり、人々は認められたり報いられたりすることでモチベーションが高まるという心理を活用することの重要性を教えているんだね。
「賞は厚くし罰は薄くすべし」の使い方
先生にひどく怒られたよ。
自業自得でしょう。
賞は厚くし罰は薄くすべしというじゃないか。
そんなことをしたら健太くんは増長するじゃない。
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「賞は厚くし罰は薄くすべし」の例文
- 賞は厚くし罰は薄くすべしというから褒賞金をもっと上げてほしい。
- 部下を厳しく罵ってやりたいが、賞は厚くし罰は薄くすべしというし、パワハラで訴えられるのも嫌だ。
- 子供はほめて伸ばせというので、賞は厚くし罰は薄くすべしに従う。
- 賞は厚くし罰は薄くすべしというなら、死刑は廃止しないといけなくなる。
- 人は本来良い性質を持つものなので、賞は厚くし罰は薄くすべし。