「針縷に順う者は帷幕を成す」の意味(語源由来・出典・類義語)
【ことわざ】
針縷に順う者は帷幕を成す
【読み方】
しんるにしたがうものはいばくをなす
【意味】
小さなものも集まるといずれ大きな結果をもたらすこと。
この言葉は、一見小さくて取るに足らないようなことでも、それが積み重なると大きな影響を及ぼすってことを教えてくれてるんや。小さな努力や寄与が、最終的には大きな成果につながるってことやな。
【語源・由来】
針仕事をする者は、一針ずつ積み重ねて大きな幕をつくり上げることから。
【出典】
「説苑」
【類義語】
・千里の行も足下より始まる
「針縷に順う者は帷幕を成す」の解説
「針縷に順う者は帷幕を成す」ということわざは、小さな努力や行動が積み重なることで、最終的には大きな成果や結果を生み出すことを表しているんだよ。
この表現では、「針縷」とは針と糸を意味し、裁縫のプロセスを象徴しているんだね。一針ずつ丁寧に縫っていくことで、やがては大きな布や幕(「帷幕」)が完成するということを示しているんだ。つまり、小さな一針一針の努力が重なって、大きな成果を作り上げるという意味なんだ。
たとえば、日々の小さな努力や積み重ねが、長い時間をかけて大きなプロジェクトを完成させたり、目標を達成したりする場合に、このことわざを使うことができるよ。この言葉は、見た目には小さくて取るに足らないような行動や努力でも、それらが積み重なることで大きな力を発揮することを教えてくれるんだ。
「針縷に順う者は帷幕を成す」ということわざは、小さな努力の積み重ねの重要性や、長期的な視点で物事を見ることの大切さを示している言葉なんだね。小さいことからコツコツと積み上げていくことの価値を教えてくれるんだ。
「針縷に順う者は帷幕を成す」の使い方
「針縷に順う者は帷幕を成す」の例文
- 小さな努力を積み重ねれば、針縷に順う者は帷幕を成すように大きな成果となる。
- 千里の道も一歩よりというから、一歩一歩が大事なんだ。針縷に順う者は帷幕を成すと信じてコツコツ頑張ろうじゃないか。
- ローマへの道は一日にして成らずというし、針縷に順う者は帷幕を成すから少しずつでも毎日積み重ねることで大きな成功になる。
- 針縷に順う者は帷幕を成すというから、倦まず撓まず努力をし続ける。
- 一つ一つは小さな成果でもたくさんこなすことで信頼を得、針縷に順う者は帷幕を成すとなるかもしれない。
小さな努力や寄与が積み重なることで、大きな結果や成果が生まれることを示しているんだ。