「太平の百石は戦場の千石」の意味(語源由来)
【ことわざ】
太平の百石は戦場の千石
【読み方】
たいへいのひゃくこくはせんじょうのせんごく
【意味】
武士は平和な時は手柄を立てる機会が少ないということ。
「太平の百石は戦場の千石」という言葉は、平和な時期には武士が名を挙げるチャンスが少ないという意味だよ。
ええな、つまり、戦争の時には勇猛さを見せて手柄を立てる機会があるけど、平和な時はそういう機会が少ないってことやね。
平和な時期も頑張って名を上げることは大切やな。
【語源由来】
平和な時に百石の禄を得ることは、乱世に千石の禄を得るに等しい意から。
【スポンサーリンク】
「太平の百石は戦場の千石」の解説
カンタン!解説
「太平の百石は戦場の千石」っていうことわざは、平和な時にすこしでも収入を得るのが、戦争の時にたくさん収入を得ることと同じぐらい大事だっていう意味だよ。
これはね、武士にとって、平和な時ってあまり目立つ仕事がなくて、手柄を立てる機会が少ないから、収入も少なくなっちゃうんだ。だけど、戦争の時は、勇敢に戦ってたくさんの手柄を立てれば、それだけ収入も増えるんだよ。
だから、平和な時にすこしでも収入を得ることは、それはそれですごく価値があることなんだ。戦争の時に大きな収入を得るように頑張るのも大切だけど、平和な時にコツコツと頑張って収入を得ることも同じくらい大切なんだよ。
これは、たとえ武士じゃなくても、私たちの生活にも通じることだよね。毎日の小さな努力が、大きな成果につながるってことだよ。だから、ちょっとしたことでも頑張って、一生懸命に取り組んでいこうね。
「太平の百石は戦場の千石」の使い方
何で戦争したいのかな。
太平の百石は戦場の千石っていうからね。
儲かる人がいるんだね。
戦争した方が儲かる世の中なんておかしいわよね。
【スポンサーリンク】
「太平の百石は戦場の千石」の例文
- 江戸時代は太平の世で、太平の百石は戦場の千石というように手柄を立てれないどころか職にありつけない武士が増えた。
- 太平の百石は戦場の千石というが、剣術で身を立てた戦国の世が懐かしい。
- 平和だと農民は耕作を邪魔されず幸せだが、太平の百石は戦場の千石で武士には厳しい。
- このまま平和が続くと太平の百石は戦場の千石というように、武士は生活が成り立たないから農家に転職しようかな。
- 恒久平和が多くの人の願いだが、太平の百石は戦場の千石といい、武士には世知辛い。