「大弁は訥なるが若し」の意味(出典)
【ことわざ】
大弁は訥なるが若し
【読み方】
たいべんはとつなるがごとし
【意味】
雄弁な人は無駄なことを言わないので、口下手に思えるということ。
でも、その少ない言葉がとても重要なんやな。
【出典】
「老子」
「大弁は訥なるが若し」の解説
「大弁は訥なるが若しは」という言葉は、人の心を動かす優れた弁舌家は、口下手な印象を与えることがあるという意味なんだ。この言葉は、「老子」の四五章から引用されたものだよ。「訥」とは口下手なことを指すよ。
このことわざは、弁舌の巧みさや話術に長けた人々が、必要以上に言葉を使わず、簡潔に伝えることで人々の心を打つことができるということを教えているよ。口数が少なく、無駄な言葉を使わないことで、より力強い印象を与えることができるんだ。
優れた弁舌家は、余計なことを言わずに要点を的確に伝えることができるよね。それで、聴衆や相手の心に訴える力を持つんだ。でも、その特徴から、口数が少なく感じられ、口べたのように見えることがあるんだよ。
このことわざは、言葉の力と効果を示しながらも、過度な雄弁さや無駄口を避けることの大切さを教えているよ。単刀直入に伝えることが、より強い印象を与える場合もあるということを示唆しているんだ。
「大弁は訥なるが若し」の使い方
「大弁は訥なるが若し」の例文
- 口は禍の元だし、大弁は訥なるが若しというので無口でクールな男を目指す。
- 大阪では顔面偏差値より話術でモテ度が決まるが、一般的には大弁は訥なるが若しで、口数が少ない方が優秀な証とされる。
- 大弁は訥なるが若し、彼は重要なことだけを言葉にして発する。
- 沈黙は金雄弁は銀といったり、大弁は訥なるが若しというが、しゃべり過ぎは良くない。
- 批判されようが、臆測であれこれ言われようが今は沈黙を貫く。大弁は訥なるが若し、然るべきタイミングで然るべき言葉を発する。