「太盛は守り難し」の意味(出典・語源由来)
【ことわざ】
太盛は守り難し
【読み方】
たいせいはまもりがたし
【意味】
勢力が大きくなると、それを維持するのが難しいということ。すぐれている才能や長所をもつものは、すぐれている部分が原因となって滅びやすいということから。
「大人」は、徳の高い人。
おお、それはつまり、「でっかい勢力や成功は守りづらい」ということやな。どんどん大きくなると、その状態を維持するのが難しくなるんやな。
すごいもんや優れたもんは、そのすごさや優れてる部分が裏目に出て、逆に滅びることもあるってことやねん。まるでお笑いの大御所さんが、新しい若手芸人に押されてしまうようなもんやな。
【出典】
「墨子」
【語源・由来】
あまりに盛んな状態は長続きしない意から。
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「太盛は守り難し」の解説
カンタン!解説
「太盛は守り難し」っていうことわざはね、力や勢いが大きくなると、それを守ることが難しくなるっていう意味なんだよ。
例えばね、学校で一番の成績を取っている子がいて、みんなから注目されているけど、その子がいつも一番でいることにプレッシャーを感じて、成績が下がってしまったり、友達とうまく関係が築けなくなったりすることがあるんだよ。
「太盛」っていうのは、力や勢いが非常に大きいことを意味するんだ。「守り難し」は、それを守ることが難しいという意味で、実は逆に弱点や欠点があるということなんだ。
このことわざは、力や優位性を持つことは素晴らしいけど、それを維持することはとても難しいということを教えてくれるんだよ。力や成功があるからといって油断せず、常に謙虚さや努力を忘れずにいることが大切なんだね。
「太盛は守り難し」の使い方
あの企業は不祥事が出てもものともしないで、第一線を走り続けているね。
あの企業の勢いは止められなさそうね。
でも太盛は守り難しっていうから、滅びる時はあっという間かもね。
そういう時がくるのかもね。大企業が倒産しそうになると政府が助けようとするけど、栄枯盛衰は世の常だから、それに逆らわず倒産させてほしいな。
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「太盛は守り難し」の例文
- ギフテッドは出る杭は打たれ、太盛は守り難しだから政府が守り育てる方針を示した。
- 優秀な人ほど太盛は守り難しというように、足を引っ張られその道を閉ざされることが多い。
- 凡人は才能ある人を羨むが、太盛は守り難しで結構大変なんだ。
- 勢いを保つのは難しい。太盛は守り難しといい、追われる側になるとよくわかる。
- 才能あふれる人は性格が悪いと言うが、太盛は守り難しといって嫉妬羨望や批判の対象になりやすいから、気が強くないとやってられないのだ。
すごいものや優れたものは、そのすごさや優れている部分が原因で、逆に滅びやすいということから来ているんだ。