「太山は土壌を譲らず」の意味(語源由来・出典・類義語)
【ことわざ】
太山は土壌を譲らず
【読み方】
たいざんのどじょうをゆずらず
【意味】
大人物はどんなに小さな意見にも耳を傾け、見識を高めていくというたとえ。
ちっちゃなことでも大事にすることが大切ってことやな。
【語源由来】
太山が大きな山となったのは、どんな小さな石や土くれでも退けずに受け入れたからであるという意から。
【出典】
「史記」
【類義語】
・大海は芥を択ばず
・河海は細流を択ばず
「太山は土壌を譲らず」の解説
「太山は土壌を譲らず」ということわざはね、太山っていう大きな山は、小さな土くれ一つでも受け入れて成長したことから、大人物はどんな小さな意見でも受け入れて、広い視野を持つことが大切なんだよ。
例えばね、偉大な指導者やリーダーは、自分の考えや意見だけでなく、他の人たちの意見やアイデアも大切にするんだよ。小さな声や小さな考えも大切に受け止めて、それを組み合わせて見識を高めていくんだ。
「太山」というのは中国の有名な山の名前で、とても大きくて高い山なんだ。その山が小さな土くれを一つ一つ受け入れて成長したことから、このことわざが生まれたんだよ。
だから、このことわざは、「大人物は小さな意見も大切に受け止めて成長する」ということを教えているんだね。自分の考えだけでなく、他の人の意見を聞いて広い視野を持ち、成長していこうという意味なんだよ。
「太山は土壌を譲らず」の使い方
「太山は土壌を譲らず」の例文
- どんな些細な意見も聞き洩らさない。太山は土壌を譲らずという。
- お客様の声のおかげでこの売り場は良くなった。太山は土壌を譲らずというが、お客様あっての当店です。
- 偉大な人ほど太山は土壌を譲らずというように、老若男女問わず意見を聞く。
- 太山は土壌を譲らずという姿勢が、その人を更に大きくする。
- りーだーたるもの、太山は土壌を譲らずのごとく部下の意見には真摯に耳を傾けるべきだ。