「鷹骨折って旦那の餌食」の意味(語源由来・類義語)
【ことわざ】
鷹骨折って旦那の餌食
【読み方】
たかほねおってだんなのえじき
【意味】
主人に仕えて働くものが苦労して得た成果は主人のものになり、報われることがあまりないということ。
犬がせっかく骨折って追い込んだ獲物が、最終的には鷹に横取りされちゃうんやな。自分の努力が他人のためになってしまう、ってのはなかなか辛いな。でも、その経験を生かして、次はしっかり自分のものにしようって気持ちになるべきやな。
【語源由来】
鷹狩で鷹が苦労して捕った獲物は飼い主に取り上げられ、鷹の口には入らないということから。
【類義語】
・犬骨折鷹の餌食餌食
「鷹骨折って旦那の餌食」の解説
「鷹骨折って旦那の餌食」っていうことわざはね、自分が一生懸命に働いて得たものが、最後には他の人に取られてしまうことを表すんだよ。
例えば、お菓子を買うお金を貯めるために、一生懸命お手伝いをして、やっと買ったお菓子を、お兄ちゃんやお姉ちゃんに取られてしまった、みたいな状況を想像してみて。
このことわざは、そのような状況を、鷹狩りの様子で表現しているんだ。鷹狩りではね、犬が獲物を見つけ出して追い出すんだけど、最終的には鷹が獲物を捕まえてしまうんだよ。だから、「鷹骨折って旦那の餌食」っていうのは、自分が一生懸命に働いて得たものが他人に取られてしまう、っていうことを言っているんだね。
「鷹骨折って旦那の餌食」の使い方
「鷹骨折って旦那の餌食」の例文
- 海の底の宝を苦労して手にいれたのに、鷹骨折って旦那の餌食のようにともこちゃんに奪われた。
- 契約を取ったのは僕なのだが、鷹骨折って旦那の餌食のごとく上司の手柄にされた。
- どれだけ犯人を捕まえても、鷹骨折って旦那の餌食で評価されるのは上層部の人間だ。
- 鷹骨折って旦那の餌食となって、僕は損な役回りばかりさせられる。
- 努力した結果、鷹骨折って旦那の餌食だとむなしく感じる。