「田もやろ畔もやろ」の意味
【ことわざ】
田もやろ畔もやろ
【読み方】
たもやろあぜもやろ
【意味】
かわいさあまって分別なく何もかも与えること。
「田もやろ畔もやろ」は、ある人が自分の大切なものを全部相手にあげる、つまり何もかも自分から相手に与えてしまうという意味があるんだよ。
そうかいな。つまり、「好きすぎて、何もかも全部あげちゃう」ってことやな。
好きすぎて、何を考えてるのかわからんくなって、全部自分のものを相手に渡してしまうんやな。これは、愛情が深すぎて、自分を見失わないように気をつけなあかんってことを教えてくれてる言葉やな。
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「田もやろ畔もやろ」の解説
カンタン!解説
「田もやろ畔もやろ」っていうことわざは、大好きな人や大切な人のために、何でも全部あげちゃう、そんな風に全力で愛情を示すことを言うんだよ。
例えばね、自分が大好きな友達が、「あのおもちゃ、すごく欲しいんだよね」と言ったとするね。そのときに、「じゃあ、私のをあげる!」っていう風に、自分の大切なものも簡単にあげてしまうようなことを指すんだ。
「田」は田んぼのことで、「畔」は田んぼのあぜ道のこと。だから「田もやろ畔もやろ」は、自分の土地だって、田んぼのあぜ道だって、全部あげちゃうという意味なんだよ。それくらい、全力で相手を思う、という気持ちを表しているんだね。
「田もやろ畔もやろ」の使い方
兄さんは溺愛されているから、田もやろ畔もやろって何でも買ってもらえるんだ。
健太くんは悪さばかりしているから、何にも買ってもらえないのよ。
良い子にしていれば兄さんみたいに愛してもらえるかな。
人間はどうしても優劣をつけてしまうものだからわからないけどね。
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「田もやろ畔もやろ」の例文
- 甘やかして田もやろ畔もやろでは、ろくな大人にならない。
- 子供に買い渋る親は多いが、大抵の祖父母は田もやろ畔もやろという感じだ。
- 姪っ子や甥っ子はかわいいというが、まさに田もやろ畔もやろと何でも買い与えてしまう。
- 溺愛している息子に田もやろ畔もやろと与えたから、働かない息子になってしまった。
- 田もやろ畔もやろと欲しがるものを買っていたら、とうとう城がほしいと言われてしまった。