「民を使うに時を以てす」の意味(出典)
【ことわざ】
民を使うに時を以てす
【読み方】
たみをつかうにときをもってす
【意味】
国民を徴用する際は、農耕の妨げにならないよう時期を考慮すべきだということ。
もし農作業がピークの時に、農民を他の仕事に駆り出したら、作物の収穫が遅れて、結局はみんなの生活が苦しくなってしまうんやな。これは、人を活用するときは、その人の仕事のペースやタイミングを考慮することの大切さを教えてくれる言葉やな。
【出典】
「論語」
「民を使うに時を以てす」の解説
「民を使うに時を以てす」っていうことわざはね、大切なことをやってる時に人々を無理に働かせると、結局その大切なことがうまくいかなくなって、みんなにとって悪い結果になるよ、っていう意味だよ。
たとえば、農業がメインの仕事をしている人たちを、作物がたくさん実る時期に他の仕事につかせると、収穫が遅れて、みんなの食べ物が減っちゃうんだよ。だから、他の仕事をさせる時は、農業が忙しくない時期にするべきだよっていうこと。
これは昔の有名な先生、孔子さんが言った言葉で、大切なことを敬い、人々を愛し、そして人々を働かせる時には、それがみんなにとって最適な時期であることを考えるべきだっていうことを教えてくれているんだよ。
「民を使うに時を以てす」の使い方
「民を使うに時を以てす」の例文
- 民を使うに時を以てすというのに、決算期の忙しい時に裁判員制度の裁判員候補者の通知が来た。
- 農民と兵士を兼務させると、民を使うに時を以てすといい、時機を考えないといけなくなるので常設の軍隊を整備する。
- 民を使うに時を以てすというように、農繁期に戦争をすると農地は荒れ飢饉は避けられない。
- 国民はそれぞれ職に就き、懸命に働いているのだから、民を使うに時を以てすと考え邪魔をしてはいけない。
- 政治家は国民ファーストであるべきだ。民を使うに時を以てすというように、国民が大切なことをしている時期にそれを妨げると、結局国を滅ぼす。