【ことわざ】
畳の上の水練
「畳水練」と短く表現する事もあります。
「畳の上の水泳」と間違えやすいので注意が必要です。
【読み方】
たたみのうえのすいれん
【意味】
理論や方法は知っていても、実地の訓練をしないために実際の役に立たないこと。
「水練」は水泳の練習。
【語源・由来】
畳の上で水泳の練習をしても、実際に水の中に入ったら泳げないことから。
【類義語】
・絵に描いた餅
・机上の空論
・鞍掛け馬の稽古
・炬燵水練
・炬燵兵法
・座敷兵法
・紙上に兵を談ず
・素引きの精兵
・木馬の達人
【英語訳】
・Experience without learning is better than learning without experience.
・dry swimming exercise
・A mere scholar, a mere ass.
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「畳の上の水練」の使い方
あれ、真剣な顔をして珍しい。何の本を読んでいるの?
今度の学芸会で演奏するピアノの弾き方を、教則本を読んで覚えているんだ。
それは畳の上の水練といったところだわ。実際に演奏しながらでないと練習にならないわ。
それもそうだね、音楽室に練習に行ってこよう。
「畳の上の水練」の例文
- いくら本を読んで出来る気になったとしても、それは畳の上の水練で、実際にやってみた方が良いだろう。
- 発音記号を覚えた所で、畳の上の水練、実際に聞いて話さなければ英語は上達しない。
- 畳の上の水練ではいけないので、次の授業からは実際に車を運転しましょう。
- 彼に説得されても、畳の上の水練で、やってみなければわからなかった。
- 水泳をしたことがない健太くんが、水泳番組を見て水泳大会で優勝しようなんて、畳の上の水練だ。
- 彼女を振り向かせる為には、恋愛本マニュアルを読むだけじゃ畳の上の水練だ。