【ことわざ】
愛想も小想も尽き果てる
【読み方】
あいそもこそもつきはてる
【意味】
相手の良くない態度や言動などに、すっかりあきれ果て、それまで持っていた好意や愛情などが、すっかりなくなって嫌になってしまうことです。「愛想が尽きる」を強調した言い方。「小想」には特別な意味はなく、「愛想」と語呂を合わせたものです。
【語源・由来】
「小想」は、「愛想」という語調を強め、整えるために添えられたものです。「愛想が尽きる」という言葉を強めたことわざです。
【類義語】
・愛想も臍の緒も尽き果てる
・愛想を尽かす
・愛想尽かし
【英語訳】
Neither affection nor imagination is exhausted
「味噌もくそも一緒」ということわざと混同するのは誤りです。「味噌もくそも一緒」の意味は、良いものも、悪いものも全て同じ扱いをすること、一緒くたにすること、あるいは物事に大差がないことです。また、「愛想がない」と混同し、「あの店員には愛想も小想も尽きる」と使うのは誤りです。
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「愛想も小想も尽き果てる」の使い方

ごめん。今日用事が出来ちゃって、遊びに行けなくなっちゃった…。

ええーこの前も用事ができたって言って遊びに来なかったじゃない。さすがに愛想も小想も尽き果てるわ。

次はちゃんと約束守るよ…。

もう…。次はちゃんと来てね。
「愛想も小想も尽き果てる」の例文
- 続けて三度も約束を破るなんて、彼にはもう愛想も小想も尽き果てた。
- 彼は仕事でミスが多く、愛想も小想も尽き果てた。
- 浮気性な彼氏に、愛想も小想も尽き果てたわ。
- あいつがそんな奴だったなんて、愛想も小想も尽き果てた。
- 犯罪を犯すなんて、愛想も小想も尽き果てた。