「貞女は両夫に見えず」の意味(出典)
【ことわざ】
貞女は両夫に見えず
【読み方】
ていじょはりょうふにまみえず
【意味】
貞節な女性は、夫と別れても再婚はしないということ。


この言葉も、昔の人々がどう考えていたかを理解するための参考になるんやろうな。一人の人に対する深い愛と忠誠を描いてる言葉やね。
【出典】
「史記」
「貞女は両夫に見えず」の解説
「貞女は両夫に見えず」っていう言葉は、ずっと一緒にいた人に対して、とても忠誠心が強く、その人のためだけに生きるという意味なんだよ。
たとえばね、昔のお話でよくあるのが、お姫様がお城に閉じ込められている話。お姫様はお城から出られないけれど、心の中ではずっと王子様のことを想っている。他の人が来ても、お姫様は王子様しか愛さない、という強い気持ちを持っているんだ。
このことわざは、そのような強い気持ちや、一人の人に対する忠誠を大切にすることを教えてくれるような言葉なんだよね。一人の人を大切に思う、その心の中の強さや純粋さを称える言葉なんだ。
「貞女は両夫に見えず」の使い方




「貞女は両夫に見えず」の例文
- 貞女は両夫に見えずというから、再婚する気はなかったのだが家族に押し切られた。
- 夫を亡くして30年、貞女は両夫に見えずと心に誓いずっと独り身だ。
- 男性に貞操は求めないのに、貞女は両夫に見えずというように、女性にだけ貞節を求めるのはどうかと思う。
- 前の夫が嫌で離婚したのに、貞女は両夫に見えずと前の夫に対し貞節を守るのはもったいない。
- 貞女は両夫に見えずと考え、彼女は独身を貫き、生涯喪服のような黒服で過ごしたという。
「貞女は両夫に見えず」の文学作品などの用例
道徳の方からは、「貞女両夫に見えず」なぞと睨み付けられているし、習慣の方からは世間の口端という奴が「女にあれがあってはねえ」と冷たい眼で見詰められております。女性の良心はこの点では、直ぐに行き詰まらせられるのであります。(夢野久作の鼻の表現より)
























このことわざは、忠誠や義理を重んじる価値観を表しているんだよ。