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【敵もさるもの引っ掻くもの】の意味と使い方や例文(語源由来・類義語・英語訳)

敵もさるもの引っ掻くもの

「敵もさるもの引っ掻くもの」の意味(語源由来・類義語・英語訳)

意味
【ことわざ】
敵もさるもの引っ掻くもの

【読み方】
てきもさるものひっかくもの

【意味】
相手もさすがに大したものだと、実力を認めるときの言葉。

ことわざ博士
「敵もさるもの引っ掻くもの」という言葉は、敵対している相手も侮れない、しっかりとした能力や資質を持っているという意味を表しているんだよ。

敵であってもその能力や機転を認め、油断してはいけないという警告を含んでいるんだ。

助手ねこ
ああ、そういうことかいな。つまり、敵だからといってなめてかかったらあかんってことやな。

敵もそれなりに力を持ってるから、気を抜いたらいけないってことを教えてくれる言葉やね。敵を見くびらずにちゃんと対応することが大切やな。

【語源・由来】
勝負事の強敵に、なかなかやるものだと感心して言う言葉。「然る」に「猿」を掛けて「引っ掻く」としゃれたもの。

【類義語】
恐れ入谷の鬼子母神(おそれいりやのきしぼじん)

【英語訳】
意味合いでは He is quite a enemy. という表現があります。

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「敵もさるもの引っ掻くもの」の解説

カンタン!解説
解説

「敵もさるもの引っ掻くもの」という言葉は、敵(対立相手)も侮れない、なかなかの強敵であることを意味する言葉遊びを含んだことわざだよ。

この表現は、「敵もなかなかどうして」という部分で、敵が油断できない強い相手であることを表しているんだ。そして、「さるもの」という言葉は、「猿もの」と聞こえるようにしているんだけど、実際には「さるもの」(すなわち、そのような人)という意味で使われている。つまり、この部分は敵を指していて、その敵が猿のように油断できない、賢い相手であることを暗に示しているんだね。

さらに、「引っ掻くもの」というのは、直接的に攻撃する、つまり戦う相手という意味を持っているんだ。つまり、このことわざ全体で、「敵もなかなかの強敵で、戦いにおいて油断できない」という意味を持っているんだよ。

このように、「敵もさるもの引っ掻くもの」という言葉は、敵を侮らずに警戒するべきだという教えを含んでいるんだね。言葉遊びを通じて、対立相手の力を認め、それに対して十分な注意を払うべきだという意味が込められているんだ。

「敵もさるもの引っ掻くもの」の使い方

ともこ
まだゲームで勝てないの。
健太
弱そうな相手と思ったら意外と強くて勝てないんだ。
ともこ
敵もさるもの引っ掻くもの。甘く見てたのね。
健太
猿でもなんでもいいから負けてくれ。
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「敵もさるもの引っ掻くもの」の例文

例文
  1. まいったな敵もさるもの引っ掻くもの、いったん出直してもう少し準備してから再挑戦だ。
  2. 相手の開発力を甘く見てました。情報によれば敵もさるもの引っ掻くもの、新商品の発売に負けてしまうかもしれません。
  3. 敵もさるもの引っ掻くもの、慢心(まんしん)していると大変なことになりますよ。

まとめ

スポーツの世界には必ず好敵手がいます。オリンピックなどの数回しか戦わない場合とサッカーリーグのように一年間戦って勝敗が決まるもの、それぞれの場合の好敵手には違いがあります。数回の競技では真の実力は分からないことがあります。一年間も戦えば相手の手の内もお互いに理解してからの知恵比べとなります。圧倒的であれば別ですが、互角かそれ以上の実力者と対戦する場合などに親しみをもって使いたいことわざです。





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