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【梃子でも動かない】の意味と使い方や例文(語源由来)

梃子でも動かない

「梃子でも動かない」の意味(語源由来)

意味

【ことわざ】
梃子でも動かない

「梃子でも動かぬ」ともいう。

【読み方】
てこでもうごかない

【意味】
どういう手段を使っても動かせない。決心・信念などを変えない。

ことわざ博士
「梃子でも動かない」ということわざは、どんなに強い力や手段を使っても、物や人が決して動かないことを表しているんだ。

これは、物理的に動かないことだけでなく、人が頑固に意見を変えない様子にも使われることがあるよ。

助手ねこ
ああ、なるほどな。つまり、「どうやっても動かへん」か、「頑固に言うことをきかへん」ってことやな。

この言葉は、どう頑張っても変わらへん状況や、頭に固い人に使うんやな。でも、場合によっては、信念をしっかり持っている良い意味にも取れるんかいな?

【語源・由来】
てこを使えば重い物でも動かすことができるはずなのに、てこを使っても動かないことから。
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「梃子でも動かない」の解説

カンタン!解説
解説

「梃子でも動かない」っていうことわざは、どんなに力を入れても、何をしても、絶対に動かすことができない、あるいは、誰に言われても言うことを聞かない人のことを表しているんだよ。

梃子っていうのはね、棒の一方を支点にして、もう一方の端に力をかけると、大きなものも小さな力で動かせる道具なんだ。でも、このことわざでは、その梃子を使っても動かせないほど固くて頑固なもの、または人を表しているんだよ。

例えば、友達がお菓子を分けてほしいと頼んでも、「絶対にあげない!」と言って、どうしても分けてくれない子がいたら、その子のことを「梃子でも動かない」と言うことができるよ。

つまり、このことわざは、頑固でどんなに頼んでも動かない人や物のことを言っているんだね。ちなみに、大人になったら、自分の意見をしっかり持つことは大切だけど、人の意見もちゃんと聞くようにしようね!

「梃子でも動かない」の使い方

ともこ
良夫君たら、また掃除さぼってるのよ。
健太
いつも注意してるけど真面目に聞いてくれないんだ。
ともこ
梃子でも動かないのよ。ほっときましょう。
健太
そうだね、言えば言うほどかたくなになるからね。
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「梃子でも動かない」の例文

例文
  1. どうしてそう頑固なのでしょうか。梃子でも動かないのは決していいことではなくて冷静に考えた方がいいと思ます。
  2. あれじゃ梃子でも動かないでしょう。相手の立場になって考えて話さないといけないのではないでしょうか。
  3. 合理的な考え方とか客観的な判断は通り越して今は感情的になって梃子でも動かない状態になっているのです。
  4. 相手がそうなら、こちらは梃子でも動かない
  5. 梃子でも動かない。この先に生きたければ、わしを踏み越えていけ。
  6. 絶対に賛成はしない。説得されても梃子でも動かない
  7. 彼は頑固だから、梃子でも動かないだろう。
  8. デモ隊は、米軍基地の前から梃子でも動かぬとばかりに座り込んだ。
  9. どんな甘言にも惑わされず、梃子でも動かない

まとめ

梃(てこ)といえば古代ローマのアルキメデスを思い出します。紀元前3世紀頃、第二次ポエニ戦争でローマがシラクサを占領する際にアルキメデスが梃を利用した武器でローマ軍を苦しめます。シラクサは最終的には敗北し、アルキメデスはローマ兵に殺されてしまいます。その時、アルキメデスは砂に描いた図形の上にかがみこんで何か考えこんでいたという話も有名です。梃子でも動かないアルキメデス、その時代にこのようなことわざはあったのでしょうか。


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