「天道は親無し」の意味(出典・対義語)
【ことわざ】
天道は親無し
【読み方】
てんどうはしんなし
【意味】
天の道は平等でひいきなどしない。
「親」は、個人的親疎の感情。えこひいき。
「天道は親無し」ということわざは、天の働きや運命は誰に対しても公平で、特定の人を優遇したりしない、という意味があるんだよ。
そうなんや。つまり、天は誰一人として特別扱いせんってことやな。
みんな平等に扱われるから、どんな立場の人でも同じように運命や運に翻弄されるんやね。公平にちゃんと扱ってくれる天の態度を教えてくれるわけや。
【出典】
「老子」
【対義語】
・天道是か非か
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「天道は親無し」の解説
カンタン!解説
「天道は親無し」っていうことわざは、天がどんな人に対しても公平に振る舞うっていう意味なんだよ。
例えばね、雨は誰が良い人で誰が悪い人かなんて区別せずに、みんなに同じように降るよね。これと同じように、天の働きや運命は特定の人だけに良いことや悪いことをするわけじゃない。すべての人に平等に起こるんだ。
このことわざは、物事が公平に起こること、特別な取り計らいや差別がないことを教えてくれるんだ。だから、「天道は親無し」って言うときは、どんな人にも平等にチャンスや試練があるってことを伝えたいんだよ。
「天道は親無し」の使い方
神様に愛されている人っているよね。
そんなことないはずよ。天道は親無しっていうもん。
神様にひいきされている運の良い人っているよ。
隣の芝生は青く見えるものだから、見えないところで不運なのかもよ。
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「天道は親無し」の例文
- 天道は親無しというから、頑張った人間は報われると信じている。
- 神様が人間をおつくりになったのだから、天道は親無しで全人類に平等である。
- 当たりくじを引きやすいとか外れやすいということはない。天道は親無しといい、確率論通りである。
- 天道は親無しだから、神頼みしてもお供え物をしても結果は変わらないよ。
- 神様は人間のように好き嫌いで差別したりはしない。天道は親無しだ。