「天に口なし、人を以て言わしむ」の意味(英語)
【ことわざ】
天に口なし、人を以て言わしむ
【読み方】
てんにくちなし、ひとをもっていわしむ
「人」は、「にん」とも読む。
【意味】
天には口が無いから何も言えないが、天の意志は人の口を通して世に伝わる。国民の声は天の意志だ。世評は多くの真実を伝えるものだ。また、秘密や悪事が人を介して露見すること。
「天に口なし、人を以て言わしむ」ということわざは、天が直接言葉で何かを伝えることはないけれど、その意図や真実は人々の間で話されることによって広がっていく、という意味を持っているんだよ。
なるほど!天が直接おしゃべりするわけやないけど、みんなの言うことで天の気持ちや意味が伝わってくるってことやな。
世の中で噂されてることや、話題になってることが、実は天の意思や真実を示してるんやもしれへんね。そして、内緒のことや悪いことも、いつかは人々の口を通じてばれるんやろうな。大事なことわざやな。
【英語】
The voice of the people is the voice of God.(民の声は神の声)
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「天に口なし、人を以て言わしむ」の解説
カンタン!解説
「天に口なし、人を以て言わしむ」という言葉は、天や神が直接言葉を話すことはないけど、その意思や真実は人々の口を通して知られるようになる、という意味があるんだ。
この言葉の背景には、天の意思や真実は、日常の出来事や人々の言葉として現れるという考えがあるよ。たとえば、あることが多くの人によって言われているなら、それは何らかの真実や意義があるのかもしれないと捉えられるんだ。
また、この言葉には、「秘密や悪事は隠しても、いつかは人々の口に上がり、知れ渡る」という意味も含まれているよ。つまり、真実や重要なこと、秘密や悪事も、長い間隠し通すことはできないと教えているんだね。悪いことをしたり、秘密を持っていると、それが知られる日がくるという警告とも言えるね。
「天に口なし、人を以て言わしむ」の使い方
政府は国民の意見に耳を貸さないね。
天に口なし、人を以て言わしむっていうのにね。
献金してくれる大企業の社長の声しか聞かないんだ。
だからこの国はよくならないのよ。
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「天に口なし、人を以て言わしむ」の例文
- あの辺りに近付いてはいけないと多くの大人が口にする。理由は分からないが、天に口なし、人を以て言わしむというから何か危険があるのだろう。
- 文化も言葉も風土も違うのに、似たような昔話が世界中にあるから、天に口なし、人を以て言わしむというように、それはきっと天の声なのだろう。
- 天に口なし、人を以て言わしむというので、たかが噂と侮ってはいけない。
- なんでばれたんだろう。天に口なし、人を以て言わしむっていうから、誰かが裏切ってばらしたんだろうな。
- 多くの人が語るのならば、天に口なし、人を以て言わしむの如くそこに真実がある。