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【天下取っても二合半】の意味と使い方や例文(語源由来・類義語)

【ことわざ】
天下取っても二合半

【読み方】
てんかとってもにごうはん

【意味】
・物は必要なだけあればそれで事足りるので、あまり欲張るなというということ。
・必要なものが必要なだけあればそれでよいということ。

【語源・由来】
たとえどんなに出世し天下を取った人でも、人間は一食に二合半ほどの米が食べるのが限度であることから。

【類義語】
・千石万石も米五合(せんごくまんごくもこめごごう)
・千畳敷に寝ても畳一枚(せんじょうじきにねてもたたみいちじょう)
・起きて半畳寝て一畳(おきてはんじょうねていちじょう)
・起きて三尺寝て六尺(おきてさんじゃくねてろくしゃく)

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「天下取っても二合半」の使い方

健太
来週テストだな。
ともこ
算数の勉強してる?
健太
なんで嫌いなものの勉強をする必要があるの?天下取っても二合半
ともこ
また、そんな言い訳して。天下取らなくても二号半の算数の知識は必要よ。

「天下取っても二合半」の例文

  1. 天下取っても二合半とはいうものの、天下を取りに行くための努力はした方が良いとおもいますが、あなたはどう思いますか。
  2. 会社を創業してここまで一生懸命育ててきました。個人的には天下取っても二合半ですから、自分のことだけを考えていればここまで頑張れませんでした。
  3. ついに経営利益でこの地域の第一位になりましたが、天下取っても二合半という気持ちを忘れず、基本を大切に引き続き努力してまいります。
  4. 人は人、私は私、天下取っても二合半、それなりに暮らしていければ幸せです。

まとめ

このことわざには二面性があります。人生を達観(たっかん)してあくせく働くことや努力することを望まず、必要最小限の生活でも満足して生きていくことの意思の表明。他方で、天下を取りたいのに諦(あきらめ)てしまう時の心のあり様。諦めは悪い事ではありません。全員がトップにはなれないのですから。自分を納得させる慰めの言葉かもしれません。


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