「天を指して魚を射る」の意味(出典・語源由来・類義語)
【ことわざ】
天を指して魚を射る
【読み方】
てんをさしてさかなをいる
【意味】
手段や方法を間違えると、目的は達成できない。見当違いな努力で、徒労に終わること。
「天を指して魚を射る」ということわざは、不適切な方法やアプローチで目的を達成しようとすることの無駄を表現しているんだよ。
要するに、正しい手段や方法を使わないと、どんなに努力しても結果は出ないということやね。
空を指差して矢を放っても魚は捕まらんもんな。目的を達成するためには、その目的に合った方法を選ばなあかん。あと、夢や望みも現実的に考えるのが大切やな。
【出典】
「説苑」
【語源由来】
魚をとろうと、天に向かって矢を射る意から。
【類義語】
・木に縁りて魚を求む
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「天を指して魚を射る」の解説
カンタン!解説
「天を指して魚を射る」っていう言葉は、空を指差して魚を捕まえようとするような、おかしな方法で目的を達成しようとすることを表しているんだ。
これは、どれだけ頑張っても、方法が間違っていると結果は出ないってことを言っているんだよ。
簡単に言えば、やり方をちゃんと考えないで、変な方法で頑張ったとしても、結局は何も達成できない、ってこと。たとえば、お腹がすいているのに、水を飲んでお腹をいっぱいにしようとするような感じかな。そんなことしても、お腹はすぐにまたすくんだよね。そういう、ちょっとズレた努力のことを表しているんだ。
「天を指して魚を射る」の使い方
勉強しているのに成績が上がらない。
天を指して魚を射るからよ。勉強方法が間違っているのよ。
正しい勉強方法って何だろう。
人によって違うから、みつかるまで大変かもね。
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「天を指して魚を射る」の例文
- 天を指して魚を射るようでは、成功するものもしない。
- 大学受験のためにランニングを始めて、「天を指して魚を射る」と笑われたが、受験の最後の最後は体力勝負だ。
- 猪を仕留めたいのに海に向かうのは、天を指して魚を射るというやつだ。
- たくさんの客に来てほしいと願いながら、山奥に店を作るなんて天を指して魚を射るようだ。
- 食べて痩せるなんて天を指して魚を射るのと同じだと思ったが、この魔法の食材は本当に痩せる。