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【蜘蛛が網を張りて鳳凰を待つ】の意味と使い方や例文(類義語)

蜘蛛が網を張りて鳳凰を待つ

「蜘蛛が網を張りて鳳凰を待つ」の意味(類義語)

意味

【ことわざ】
蜘蛛が網を張りて鳳凰を待つ

【読み方】
ちちゅうがあみをはりてほうおうをまつ

【意味】
力の弱い者が強い者にたちむかおうとしても、かなわないということ。

「蜘蛛」は、くも。「ちちゅ」「ちしゅ」とも読む。「鳳凰」は、古代中国でめでたいとされた想像上の大鳥。
ことわざ博士
「蜘蛛が網を張りて鳳凰を待つ」ということわざは、小さな力を持つ者がとても強大な力を持つ者に挑戦することを示しているんだ。これは、実際には勝ち目が非常に少ない、はかない挑戦や抵抗の比喩なんだよ。
助手ねこ
あぁ、わかるわかる。蜘蛛の小さな網で大きな鳳凰を捕まえるのは、ほんまに無理があるってことやな。

それに例えて、「小さな者がとてつもなく強いものに立ち向かう」という感じの表現やん。ちっちゃな者でも勇気を出してチャレンジする姿勢は、ええけど、時々現実を忘れずに、無謀な挑戦をしないように気をつけなアカンとも教えてくれてるわけやな。

【類義語】
蟷螂とうろうおのもって降車に向かう

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「蜘蛛が網を張りて鳳凰を待つ」の解説

カンタン!解説
解説

「蜘蛛が網を張りて鳳凰を待つ」っていうことわざは、本当に弱いものが、超強いものに立ち向かうような状況を表しているんだよ。小さな蜘蛛が自分の網を使って、すごく大きくて強い鳳凰(ほうおう)を捕まえようとするような、無理な挑戦を指しているんだ。

例えばね、小さな子が大人と相撲を取るようなこと。もちろん、その子が頑張っても、大人は体が大きくて力も強いから、ちょっとしたことで子供を押し倒しちゃうよね。それと同じで、「蜘蛛が網を張りて鳳凰を待つ」っていうことわざは、とても弱い者が、自分よりすごく強い者に対して、どうにか立ち向かおうとする、けれども、結局はとうてい勝つことができないという無理な挑戦を表しているんだよ。

「蜘蛛が網を張りて鳳凰を待つ」の使い方

健太
インターハイ常連校に勝てるかな。
ともこ
蜘蛛が網を張りて鳳凰を待つようなものね。
健太
やっぱり無謀かな。
ともこ
今のままならね。練習方法を変えて、チーム全体を鍛え上げればいい勝負になるかもよ。
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「蜘蛛が網を張りて鳳凰を待つ」の例文

例文
  1. 巨大企業に立ち向かうのは、蜘蛛が網を張りて鳳凰を待つのと同じだ。
  2. 健太くんが彼と戦っても、蜘蛛が網を張りて鳳凰を待つように、どう頑張ったってかなわないわよ。
  3. 知力を駆使すれば何とかなるかもだけど、蜘蛛が網を張りて鳳凰を待つというように勝てないだろうな。
  4. 蜘蛛が網を張りて鳳凰を待つように、到底かないっこない。ひねりつぶされるのがおちだろう。
  5. 戦う前から結果は見えている。蜘蛛が網を張りて鳳凰を待つみたいに、勝負にならないよ。




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