「戸板に豆」の意味(語源由来・類義語)
【ことわざ】
戸板に豆
【読み方】
といたにまめ
【意味】
なかなか思うようにならないこと。早口でよどみなく話すこと。物事がスムーズに進むこと。
確かに、思い通りにいかないことってよくあるよね。
そんな時は「戸板に豆」と思って、焦らずに再チャレンジするしかないんやろな。
【語源由来】
戸板にのせた豆は、転がって扱いにくいところから。また、戸板の上の豆は、少し傾けるとよく転がることから。
【類義語】
・立て板に水
・竹に油
【スポンサーリンク】
「戸板に豆」の解説
カンタン!解説
「戸板に豆」っていうことわざは、何かをやろうとした時に、思うようにうまくいかない状態や、手を出しにくい状態を表現する言葉だよ。
イメージとしてはね、平らな戸板の上に豆を置くと、簡単に転がってしまうし、ちょっとした動きでぴょんと飛んでしまったりするよね。だから、うまく扱うのが難しいんだ。
このことわざは、そんな「戸板の上の豆」のように、どうにかしてコントロールしようとするけど、なかなか思うようにうまくいかない、取り扱いが難しい状況や事態を比喩的に表しているんだ。例えば、難しい問題や扱いにくい状況に直面した時に、「これはまるで戸板に豆だね」と言ったりすることができるよ。
「戸板に豆」の使い方
うーん。うまくいかないな。戸板に豆だ。
そんなに思い通りにならないの?
あっちへころころ、こっちへころころ、この計画を成し遂げるビジョンが見えないよ。
いったん立ち止まって、計画を立て直してみましょうか。
【スポンサーリンク】
「戸板に豆」の例文
- 実況中継をする人は、まさに戸板に豆で目を閉じていても試合風景が浮かぶようだった。
- 戸板に豆のように、物事がスムーズにいくと大変うれしいものだ。
- 色んな要因が重なり、戸板に豆のごとくうまくいかない。
- 母国語でもないのに、彼は日本語で戸板に豆のようにぺらぺらしゃべる。
- 準備万端であらゆる事態を想定していたから、戸板に豆みたいに順調に進んだ。
具体的には、豆を戸板に投げても、豆が跳ね返ってきてしまうような状況を想像してほしい。それは予期しない結果や挫折を示しており、どんなに努力しても思うように事が運ばない時の感情や状態を表現しているんだ。