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【時知らぬ山伏は夜も頭巾】の意味と使い方や例文(語源由来・類義語)

時知らぬ山伏は夜も頭巾

「時知らぬ山伏は夜も頭巾」の意味(語源由来・類義語)

意味

【ことわざ】
時知らぬ山伏は夜も頭巾

【読み方】
ときしらぬやまぶしはよるもずきん

【意味】
時と場合をわきまえない、融通のきかない人のたとえ。

ことわざ博士
「時知らぬ山伏は夜も頭巾」ということわざは、時と場面を理解して行動しない、柔軟性に欠ける人のことを指しているんだ。
助手ねこ
ほぉ、なるほど。要するに、「時と場所をちゃんと考えずに、いつも同じことをする人」のことを言うんやな。

夜中にも山伏の頭巾をかぶるって、ちょっと変やろ?みたいな。融通がきかへん人や、場の空気を読まへん人のことを表してるんやろな。

【語源由来】
修行に明け暮れる山伏は、夜も頭巾をかぶったままでいることから。

【類義語】
・時知らぬ山伏は寝ていて貝吹く

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「時知らぬ山伏は夜も頭巾」の解説

カンタン!解説
解説

「時知らぬ山伏は夜も頭巾」っていうことわざは、簡単に言うと、状況や時と場をわからない、変わったことができない人の例えだよ。

たとえば、友達の家で遊びに行ったときに、自分の家と同じようにくつろいでしまったり、公園で大きな声を出して遊んでいる子供を見て、図書館の中で同じように大声で話し始めるようなことをしちゃう人を指すんだ。

山伏っていうのは、昔の僧侶の一種で、自然の中で厳しい修行をする人たちのこと。彼らは、普通の人たちとは違う生活をしていて、普段のルールやマナーには慣れていないから、例えば夜でも頭巾をかぶっていると言われているんだ。それが、このことわざの由来になっているよ。

「時知らぬ山伏は寝ていて貝吹く」や「時知らぬ山伏」っていうのも同じような意味で使われることがあるんだ。これらのことわざは、周りの状況やマナーをしっかりと理解して、その場の空気を読むことの大切さを教えてくれるんだね。

「時知らぬ山伏は夜も頭巾」の使い方

ともこ
健太くんは年中半袖半ズボンね。
健太
男たる者、年中半袖半ズボンで過ごすものなんだよ。
ともこ
時知らぬ山伏は夜も頭巾だわ。鼻水が出ているわよ。寒いんじゃないの?
健太
寒くなんかないや。
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「時知らぬ山伏は夜も頭巾」の例文

例文
  1. 理由もないのに、彼はマスクは絶対に着用しないと言い張っているが、時知らぬ山伏は夜も頭巾というやつだ。感染症が蔓延している今、マスクを着用することが自分や他人を守ることにつながるのに。
  2. 社会人としてTPOを守った服装を心掛けるべきなのに、彼は時知らぬ山伏は夜も頭巾のごとく、常にデニムパンツを履いている。
  3. 君はいつも帽子をかぶっていて、それがかっこいいと思っているようだが、時知らぬ山伏は夜も頭巾だ。神前では脱帽しなさい。
  4. リモートワーク中は、一日中パジャマみたいな恰好でよかったかもしれないが、通勤にその恰好はないよ。時知らぬ山伏は夜も頭巾じゃないか。後ろ指さされて、恥ずかしくないのか。
  5. 白色が好きなのは知っているが、結婚式場にまで白色着用はあり得ない。時知らぬ山伏は夜も頭巾というのは、立派な大人のすることではないな。




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