「隣の貧乏は鴨の味」の意味(類義語)
【ことわざ】
隣の貧乏は鴨の味
「隣の貧乏は雁の味」ともいう。
【読み方】
となりのびんぼうはかものあじ
【意味】
うまい鴨を食べるように、隣の家が貧乏なのはいい気分ということ。
人は隣のことを何かにつけてねたむものだというたとえ。
「隣の貧乏は鴨の味」ということわざは、人が他人の不幸を少し楽しんでしまう、またはその不幸に安堵する傾向があることを表しているんだよ。
そうかいな。つまり、「人って、他人のトラブルや不幸を見るとちょっとホッとしたり、それを楽しんでしまうことがあるんや」ってことやな。
まるで、美味しい鴨の味のように感じるということか。人の心の奥深さや複雑さを感じる言葉やね。
【類義語】
・人の過ち我が幸せ
・人の不幸は蜜の味
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「隣の貧乏は鴨の味」の解説
カンタン!解説
「隣の貧乏は鴨の味」っていうことわざは、人って時々、他人の不幸をちょっと嬉しく思っちゃうことがある、っていう意味なんだよ。
例えばね、自分よりも悪い状態の人がいると、なんとなく「自分はまだマシだな」と思って、安心することがあるよね。このことわざは、そういう気持ちを、美味しい鴨を食べているように喜んでるって形で表しているんだ。
つまり、隣の家が貧乏だと知った時に、自分の状況がちょっと楽に感じられて、まるでおいしいものを食べているみたいに嬉しくなるってこと。でも、本当は他人の不幸で喜ぶのはよくないことだよね。このことわざは、そんな人の気持ちを表しているんだ。
「隣の貧乏は鴨の味」の使い方
彼が彼女に降られたんだって。なんだかうれしいよ。
隣の貧乏は鴨の味っていうもんね。
他人はどんどん不幸になって欲しいよ。
そんな考えを続けていたら、自分に返ってくるわよ。
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「隣の貧乏は鴨の味」の例文
- あの富豪が株取引で失敗して貧乏になったが、隣の貧乏は鴨の味だ。ざまあみろってんだ。
- 天才肌で努力をしたことがないような彼が怪我で悩む姿を見て、隣の貧乏は鴨の味とほくそ笑む。
- 自分は寂しい独居老人だが、お隣には孫までいる。でも、嫁姑の仲が悪く喧嘩が絶えないから、隣の貧乏は鴨の味と内心喜ぶ。
- 他人の不幸をおかずに飯が食えるような、隣の貧乏は鴨の味というような、それくらい他人の不幸が好きだ。
- 隣の貧乏は鴨の味と思っているうちは幸せになれない。人と比べるのをやめて、自分自身が幸福だと心から思えて初めて幸せになれる。