「十榛の九つ空」の意味(語源由来)
【ことわざ】
十榛の九つ空
【読み方】
とおはしばみのここのつから
【意味】
物事の当たり外れは、外れがほとんどだということ。
「榛」は、山野に自生するカバノキ科の落葉低木。実は食べられる。
「十榛の九つ空」ということわざは、物事や試みに対する成功と失敗の割合を示しているんだよ。
ああ、つまり、物事って成功するのが難しくて、たくさんの試みの中で、ほとんどがうまくいかへんってことやな。
10回挑戦したら、大体9回はうまくいかないくらい難しい、というのを表してるんやね。成功するためには、結構な努力や根気がいるってことやな!
【語源由来】
榛の実は十のうち九つは空であるということから。
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「十榛の九つ空」の解説
カンタン!解説
「十榛の九つ空」ということわざはね、物事って上手くいかないことや失敗が多いものだってことを教えてくれる言葉だよ。
榛の実っていうのは、見た目では中身があるように見えるけど、実際には10個中9個くらいは中身が空っぽ、つまり実がないんだって。それを例えに使って、物事や試みることの中で成功するのは実際には少ない、ということを伝えているんだ。
たとえば、新しいゲームやおもちゃを買っても、その中で本当に気に入るものや長く遊ぶものは少ないことが多いよね。それと同じで、色んなことに挑戦しても、すぐに上手くいくことは少ないということ。だから、失敗が続いてもめげずに頑張ることが大切だよって教えてくれているんだよ。
「十榛の九つ空」の使い方
また外れた。
十榛の九つ空っていうからね。
まあ、人生が外れじゃなければいいか。
それもどうなるか分からないわね。死ぬ瞬間にいい人生だったって思えるといいわね。
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「十榛の九つ空」の例文
- 当たって欲しいが、十榛の九つ空というから外れてもそんなに嘆かない。
- 結婚相手が外れ続きだが、十榛の九つ空というから十回結婚すれば一回は成功するかもしれない。
- 優秀な野球選手の打率は3割なのに、当たる確率は十榛の九つ空といって、1割でしかない。
- 十榛の九つ空というから外ればかりでもしょうがないが、全部のくじ引きを買い占めたのに当たりがなかったのは詐欺だ。
- どの桃もおいしくない。外れだ。十榛の九つ空というから、たくさん食べればおいしい桃に行き当たるかも。