「遠きは花の香」の意味(語源由来・類義語)
【ことわざ】
遠きは花の香
【読み方】
とおきははなのか
【意味】
遠くのものは実際以上によく感じられ、身近なものは軽視しがちだということ。


なんでもかんでも遠くのものばっかり良いって思わんと、目の前のものもちゃんと見とかなアカンねんて。
【語源由来】
遠くから漂うにおいは、花の香のようによく思われるということ。
【類義語】
・遠きは花の香、近きは糞の香
・遠くの坊さん有り難い
・所の神様有難からず
・耳を貴び目を賤しむ
・家鶏を賤しみて野雉を愛す
「遠きは花の香」の解説
「遠きは花の香」という言葉は、遠くのものや知らないものって、花のいい香りのようにとても魅力的に感じられるけど、身近なものや普段から知ってるものは、あまり特別じゃないって感じることを表してるんだよ。
例えば、自分の住んでる町よりも、遠くの旅行地の方がワクワクして楽しみになったり、普段食べてるごはんよりも、他の国の料理が新しくておいしそうに感じることとかね。それって、遠くのものや知らないものに対して持ってる期待や興奮が影響してるんだ。だから、この言葉は「遠くのものは魅力的に感じるけど、近くのものは当たり前に感じちゃうよね」という気持ちを教えてくれているんだよ。
「遠きは花の香」の使い方




「遠きは花の香」の例文
- 遠きは花の香というが、高嶺の花のともこちゃんは遠い存在であるがゆえに、尚強く恋焦がれるのだ。
- 隣の芝生は青く見えるというが、遠きは花の香ともいい、身近なものより遠くのものの方が良く見えるものだ。
- 予約三年待ちと言われると食べたくなるが、遠きは花の香だ。実際、そんなに待つほどおいしくないはずだ。
- 田舎の人は都会に憧れるが、遠きは花の香というやつで田舎には良い所がたくさんある。
- 山育ちの人間は海に恋焦がれ、海育ちの人間は山に恋焦がれる。身近なものの価値に気が付かないとは、遠きは花の香だな。























